TGVの車窓に“映る”風景

2005年11月12日
 結構気に入っている一枚の風景写真がある。

onTGV撮影日(JST)
 2004/01/12 20:24
使用機材
 CASIO EXILIM EX-Z30
撮影場所
 TGV車内

 撮影者が意図しなかった風景が、そこに写っていた。
 
 この写真、撮影者はTGVの窓から見える風景を撮るつもりでシャッターを押している。しかしながらそこに映っているのは、TGVの窓ガラスの外、約数十センチの辺りから車内を覗いた風景だった。

 JST(日本時間)2004年1月12日20時24分、その撮影の瞬間私は日本にいた。よって撮影者は私ではない。

 今私が使っているカメラで保存された風景写真の中で、一番のお気に入りの一枚が、私の撮影ではないというのも皮肉なものである。



 中学の頃、結構カメラをいじくっていた。

 親父の使わなくなったペンタックスの一眼レフを頼りに、存在しない写真部を勝手に名乗っていたのはその頃である。

 腕章なども自分達で作り、なぜか活動は体育祭や文化祭の時だけだった。カメラ片手に腕章を着用していれば、校内を自由に徘徊できたのだ。まったく馬鹿な活動方針だったが、今にしてみれば懐かしい。

 あの一眼レフ、今はどこで埃にまみれているのやら…。たぶんレンズにはカビが生え、シャッターも錆付いているかも知れない。



 最近再びカメラを持ち歩くようになった。冒頭の写真の撮影機材である。

 日進月歩の技術革新のお陰で機材はデジタルに変わったが、まぁある意味結局はデジタルなだけの“バカ●ョン”である。

 とはいえどんなカメラであろうと、街角で見かけた風景を撮影し、その瞬間を切り取り、自分のポケットにそっと仕舞い込むというのはなんとも言えない満足感がある。

 自分の訪ねた土地、自分の歩いた街並み、自分の居たその時のその場所、自分がその場に存在した瞬間…。カメラを持ち歩き、そんなものたちを日々アルバムとして保存しているようだ。

 自分がそこに居た痕跡や証を、どこかに残したいという衝動なのだろう。些細な気持ちや気分を、ログとしてブログに残したいという気持ちとまったく変わらない気がする。
posted at 2005/11/12 23:31 | Comment(2) | TrackBack(0) | 風景雑感
この記事へのコメント
イイ感じの絵ですね?好きだな〜こういうのって。

再び写真に感化されつつある映太郎さんを見てしまった!(笑)

自分のBlogにもトラバ機能つけようかなぁ?放置がちなんで、エログなんかのトラバの温床になってしまうので、今は外してしまっているんですよね。
Posted by KaN at 2005年11月13日 11:16
またまたKaNさん、毎度です!
トラバはですねぇ…。最近やっと「承認後受付」って機能を知りまして、それで抑えてます。

まったく…。ほっときゃエロピンしか来ませんしね、ほんと悲しくなりますよ。
Posted by 映太郎 at 2005年11月14日 00:12
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