杉村太蔵…若き「人材の鑑」

2005年11月08日
 素直な人間というのは、いくらそそっかしくても上司には可愛いものなのだろう。

幹事長べた惚れ!
―太蔵議員、宮古島で「サイコーッ」―
 武部幹事長:「杉村太蔵“先生”なんか見て下さい。最初、出てきた時は、とんでもないことになると思ったけど、今は、た〜いへんな人気を博しているだけではなく、ものすごい勉強ぶりです。ど〜んどん成長しています! 」
(Yahoo/動画/社会ニュースANN/2005/11/07 22:20)

 きっと彼はとても素直で従順な人間なのだろう。単なる年齢だけでニート世代の代表などとも言われているが、私には彼が、今巷に溢れている派遣社員の鑑のような存在に思える。

 例え名刺が黒塗りのホニャララ組なんて所に派遣されたとしても、上司の命令通りに人殺しまでやりかねないほど、素直で従順な人間に見えてくるからだ。野蛮な例えではあるが…。

 自民党もまたいい“人材”を見つけたものである。
 


 ワイドショーにおける彼の扱いがちょっと笑える。

 杉村太蔵コーナーなんてVTRまで用意し長々と流しておきながら、居並ぶコメンテーターはなぜか揃ってあまり話題にしたがらない。

 きっと、自民党の彼の起用目的にまんまと引っかかっていることが癪に障るのだろう。

 彼の扱い方は、視聴率を意識してコーナーを構成した番組制作者たちと、自民党の魂胆が気に入らないスタジオのコメンテーターの間ですら意見が分かれていることになる。

 たぶん自民党内部でも同様の意見の食い違いがあるはずである。彼の存在を肯定的に捉え、「あの泡のような人気をせっかくだからたっぷり利用してしまおう」という者たちと、「誰があんなヤカラを公認したんだかまったく…」などと、彼の存在はまったく無視した否定的、いやそれどころか彼のことなどどうでもよいと思っている者たちがいるはずである。

 たぶんブラウン管のこちら側―今やそんな表現は正しくないか…ならば―液晶画面のこちら側でも同様に意見は分かれているかも知れない。

 ちなみに私の場合、実は少々彼のことを買っている。

 謝罪会見を見たのだが、あの会見のコメントの間は大したもんだと思った。与えられた原稿を丸暗記したとしても、あの微妙な間や記者たちとの軽妙なやりとりは、リハーサルしたってそう簡単にできるものではない。生まれ持った何かなのだろう。

ホワイトハウス狂騒曲太蔵君に是非見て欲しい映画
その一「ホワイトハウス狂騒曲」

ひょんなことから議員になるのは迷優エディ・マーフィー


 あの人懐こい笑顔と、生まれつきなのか妙に人を惹きつける人の良さは、ある一つの議員の才能ではないかと思った。

 実際、手始めに武部幹事長を惹き付けたらしいことは事実のようである。まぁ彼の今後の言動が、武部幹事長にひきつけを起させることもまだまだありそうではあるが…。



 ところで、彼の情報を検索してみると彼の関連サイトがいくつか見つかった。

 すでに話題になっていた彼のブログは、今や自民党広報のブログとしか思えない。

≪杉村太蔵 ブログ - 自由民主党≫
〜SUGIMURA taizo official blog〜⇒リンク

 だが驚いたのは以下の二つである。

≪Wikipedia - 杉村太蔵≫⇒リンク

≪はてなダイアリー - 杉村太蔵とは≫⇒リンク

 ウィキペディアにまでもう登録されていたとは。



 素直で、従順で、そしてもし実直な人間なら、何年かかるか判らぬが、そのうち自分自身の考えも沸いてくるだろう。

 その時になって、今のヒラ議員の経験が役立つとしたら、その時にはあの無垢な真面目さが良い方向へと現れるかも知れないではないか。

 杉村太蔵議員の宮古島でのコメント
「北海道で飲む牛乳は格別です。沖縄で飲む泡盛も格別ですよ」

 小泉シスターズの誰かさんより、よほどコメントのセンスもいい。人の良さからも報道陣の評判は悪くなさそうだし…。

 いきなり失言謝罪会見なんてものを開くハメになった彼よりも、女性新人議員の中でもっとも気の強いあの片の今後の発言の方が、自民党にとってはよほど要注意だろう。

スミス都へ行く太蔵君に是非見て欲しい映画
その二「スミス都へ行く」

ひょんなことから議員になるのは名優ジェームズ・スチュアート。

 ひょんなことから自民党最年少議員になった杉村太蔵という男。彼が今すぐ何かをしてくれるとはまったく思っていない。だが、気長に期待している。
posted at 2005/11/08 01:34 | Comment(4) | TrackBack(2) | 報道批評
この記事へのコメント
今の世の中、必要なのは即戦力ですが、何か?
Posted by シザース at 2005年11月17日 17:03
シザースさん、いらっしゃいませ!
反抗期前の赤ん坊に即戦力は求めませんよ…(笑)。

技術者求めた会社にたまたま派遣された人材さんがなんにもできず、でもよくよく話してみたら人当たりだけは人の何倍も良さそうだし、どうせならとりあえず接待社員の付き人にでも使ってみるか…って感じがしてきます。

私が期待してるのは、そのうち自民党の役にたつなんてことではなくて、そのうち本人が何かに気付けばそれはそれで本人の為にでもなるんじゃないかな…って程度のことです。

自民党としての即戦力と、自民党はどうでもいいと思っている人間にとっての即戦力なんて、相反することですしね。

なんか彼のことをよほどマジで買ってるって思われてしまったのでしょうか。思いっきり皮肉込めた記事を書いたつもりなのに…。
Posted by 映太郎 at 2005年11月17日 20:50
>思いっきり皮肉込めた記事を書いたつもりなのに…。
私には如何にも後付の理由にしか聞こえません。
Posted by シザース at 2005年12月04日 12:00
>シザースさん
まぁ何でもいいんですがね。
お互い、タイゾウ君を記事にしていること自体、自民党のワナにまんまとハマってることには違いないわけですし、ムキになったところでそれもそれで、自民党の魂胆にまんまとハマっているわけですからね。

そう考えれば考えるほど、余計にその魂胆が頭にきますよ。
Posted by 映太郎 at 2005年12月04日 20:05
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