「フェニックス」の意味と暗示する運命

2004年10月27日
あのベンチャー企業の社長の記事を見て、『飛べフェニックス』という映画を思い出した。好きな作品の一つである。

『飛べフェニックス』(1965米)
砂漠に不時着した双発プロペラ機には、様々な職歴や技能を持つ男達が乗り合わせていた。過酷な状況の中、ストレスにより男達の争いは絶えない。
何日か経って一人の設計者が、機体を単発に改造し再び空への脱出を試みようと話を持ちかける。
少ない資材や工具を駆使し見事単発の飛行機は完成する。男たちは脱出を夢見て大空へと走りだす。一度は飛べなくなった機体は見事甦り、低空ながらも颯爽と滑空する。その飛行機の名は「フェニックス」

ウェブ辞書Attayoで調べてみた。
フェニックス--[phoenix]
エジプト神話にでてくる霊鳥。五、六百年ごとに一度、自ら香木を積み重ねて火をつけて焼死し、その灰の中から再び幼鳥となって現れるという。不死鳥。

ふむ、不死鳥とは知っていたが、自ら焼死するなんて話は知らなかった。たしかハリーポッターにも似たような話があった気がする。第何作だったかは思い出せないが校長室での場面、灰の中から雛鳥が顔を出す映像がたしか存在したと思う。

さて、仙台ライブドアがチーム名を発表した。映画を思い出したきっかけも、記事の主である堀江貴文社長である。

発表されたそのフェニックスという言葉、カタカナの外来語としては日本人にもなぜか馴染み深いし、ゴロも悪くない。プロスポーツチームの名前としては、とてもいい響きだと思う。だが、なぜか一抹の不安を覚える。

生まれたばかりで、蘇りを暗示するような言葉もどうかと思うのだが、そんなことは決定会議では議題に上らなかったのだろうか。

女の子の名前には美しさの象徴としてと言う字を使いたくなるが、一部にはあまり勧めない人もいると言う。美しさと共に儚きものの象徴であるという字を使うなんてという考え方とのこと。

まっ先に名乗りを上げたことが功を奏し、仙台の人々にはかなり受け入れられているというが、球界の胴元にはあまり好印象を持たれていない。
野球機構のどなたかのコメントに「比較」という言葉が頻繁に出てくるあたり、審査の目的はそれぞれを個別に審査するというより、どちらを残すかが焦点になっていることがみえみえである。
何度でも生き返って永遠に続くチームであって欲しい」…なんて堀江貴文社長は言っているが、何度でも生き返るってことは何度かは死を覚悟してるってことなのか。

フェニックス=不死鳥の運命を自ら進んで背負ってしまうところをみると、もうすでに来期の参入を諦めた上その後の復活を願ってのネーミングなのだろうか。
堀江貴文社長にあまり好感を持っていなかったはずなのに、哀れさゆえに少々応援したくなってきた自分が不思議なものである。
posted at 2004/10/27 00:44 | Comment(4) | TrackBack(0) | 報道批評
この記事へのコメント
自ら焼死するとは知りませんでした。女の子に花や植物の名前ってかわいいですが、花や植物の名前や季節の名前の漢字をそのまま使うのは、よくないと聞いた事がありますが、やっぱり儚い=枯れたり終わったりするという意味でしょうか。
Posted by minan at 2004年10月27日 02:56
らしいですねぇ。

私の場合、子供が出来るずっと以前に当時花屋に勤めていたので優しい花で「優花」なんてどうかなぁと友人夫婦に話したところ、あっさり使われました。結局自分では使いませんでしたが…。

ところで、
昨晩放送されたドラマ「たったひとつのたからもの」はあらすじがわかっていた上にかなり辛そうだったので見ませんでした。
でも主人公の彼の名前って考えてみれば儚いですよね。

秋雪君の二文字。
秋に降る雪なんて、なんと儚い言葉でしょう。
積ることのない雪が、大地にその印を残すわずかな時間。両親も覚悟の上での名前だったのかはわかりません。
Posted by 映太郎 at 2004年10月27日 04:45
いよいよ、ストーブリーグですね…。
寒いから火焚いて、燃えるようにフェニックス?なんて勝手な想像をしてみたり。

何度か死を覚悟してるのでしょうかね…。大きな力の前では、なす術はないのでしょうか?今後が気になります。

「たったひとつのたからもの」は元になったCM見ただけで辛くてダメなので見ることは出来ませんでした。
Posted by KAN at 2004年10月27日 08:48
>KANさん おはようございます
早くもストーブリーグで燃え尽きるのかぁ…。
ライブの社長は嫌いだったのに、ちょっと可哀想になってきました。
(ちょっと応援してみるかな…)

「たっ…もの」は辛いですねぇ、
ちらっとは見たんですが、主役の子供の顔をみるだけで、だめでした。
Posted by 映太郎 at 2004年10月27日 12:26
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