ん…ドラマ版って単発かぁ?

2005年11月02日
 何を勘違いしたのか、私ゃてっきり連続ドラマと思い込んどった。

 ドラマ「火垂るの墓」を見ながら前記事を書き、投稿し終わった辺りで何やら展開がやけに早いことに気がつき、ヤフー番組表の次週を見て笑ってしまった。

 「単発の火垂る」だったとは…。それじゃこれ以上の―ちなみに番組中頃でのことだが―松嶋奈々子の鬼変化はなさそうだ。

 案の定、その頃すでに鬼に化ける過程は半ばピークを過ぎていた。だが同時に、彼女を鬼にした別の理由が浮かんできた。
 


 番組を見終わってふと思った。それまでは松嶋奈々子がいかに鬼になるかということばかりを考えていたのだが、松嶋奈々子を、そして戦争中の一人の母親を鬼にしたのは、その鬼の目の涙を見せる為だったわけだ。

 普通の人間が、そして子供を持つ母親が、戦争によって鬼と変わっていく。そして戦争が終わり再び人間に戻る。

 戦争は人の情を奪い鬼と変え、情は鬼の角を奪い人と変える。

 戦場に出て行った男たちも同様だろう。故郷の村や街ならば鬼と呼ばれるようなことを、出征した男たちは行く先々の地で当然の勤めとして行ってくる。

 突き詰めれば矛盾が浮かび上がる。戦争が人をそう変えるのだと言ったところで、その戦争を始め、繰り広げているのは人なのだ。やはり人は、爬虫類脳の呪縛から逃れられないのだろうか。



 さて、連続ドラマだと勘違いしていたので、毎週の録画を覚悟していた私は実は少々ホッとしている。毎週録画って、忘れたらと思うと緊張が絶えず、余計な不安に付きまとわれるからである。

 生まれてこの片40年、心配性はやはり疲れる。

 ちなみに肝心なこの実写ドラマ版「火垂るの墓」の感想であるが、やっぱアニメ版の美しさを再現するのは無理だったってとこだろう。

 夕闇に浮かび上がる夕日色の炭火は、ドラマでは再現を放棄していたようだし。
posted at 2005/11/02 00:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑題雑想
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