特別待遇の野次馬と正義の味方

2004年10月25日
新幹線が脱線したというが、40年ほどのその歴史上初めての脱線事故とは驚きである。報道する記事の中には幸運が重なったという言葉もあったが、もっともだと思った。

でも、その脱線した新幹線を見学する特別待遇の野次馬には一言言いたい。

◆災害が起こる度に翌日以降の新聞紙面やニュース画面に必ず現れるその「被災地訪問者」は、何をしに行くのだろうか?
今回の脱線事故にも早速どこかの「大臣」だかの付くお方が訪問をしていた。あなた方が現場に行くと、復旧作業も中断するだろうし、毛布の一枚運ぶわけでもないだろうし、持って行くのは「私は○○相○○大臣です。被災地の見舞いに参りました。」という文句だけではないのか?

◆まったく同じ状況でも、少し時間を置き一段落した現地の被災者を見舞いに訪れる皇族とは、どうしてこうも印象が異なるのだろう。皇族には選挙活動が無いからなのか。

◆以前、石原知事が抜き打ちで視察予定地や行動ルートを変えたといった話を読んだ。或る意味こちらのほうが、お膳立てされた視察行列を自分から戒めたことと理解できる。

◆大臣さんは大臣さんでデカイ専用デスクに座ったままで、現場の状況把握は人に任せてくれてよい。できることなら中東方面に国際電話をかけ、出張中の災害の味方を呼び戻して欲しい。

正義の味方
「災害時にのみ活躍する」はずだった自衛隊

「帰って来〜いよ♪」と。
posted at 2004/10/25 06:21 | Comment(6) | TrackBack(0) | 報道批評
この記事へのコメント
ヒラタケのコメントありがとうございます。うれしかったので、今日はちょっと追加しておきます。

被災地訪問、いいことなのだとは思いますが、選挙運動に見えてしまう。うしろから同じ作業服でぞろぞろ付いていく人が多いと特にそう見えます。商店街の練り歩き(桃太郎)ですね。
Posted by アザミ at 2004年10月26日 09:58
ふむ、
よく考えれば、取るものも取り合えず駆けつけましたって姿なんですが、引き連れるお供の行列を見てしまうと、まだデスクに座り指示することの方があなたの仕事なのではと思ってしまいますよねぇ。
Posted by 映太郎 at 2004年10月26日 15:02
本当に「帰って来いよ〜♪」です。
小泉総理は自衛隊を撤退しないことに決めたようです。>日本人拘束に関して
今こそ帰ってくるのにちょうど良いタイミングでは?と思うのですが。
人命を犠牲にしてまでブッシュさんへの義理を果たすんでしょうか。。。
「女の涙」という発言をした以上、「男に二言はない」を実行するのでしょうか?
Posted by アザミ at 2004年10月27日 11:32
タイミングとしては、
日本の災害を口実にして、撤退宣言をすることも可能でしょう。

まさしく、

「今回の新潟県中越地震の災害において、災害緊急救援組織としての自衛隊の能力を最大限活用すべく、中東派遣の継続を断念し、撤退を決意するに至りました。」

これだけの文言で、たった一人恐怖に震える人質の人と新潟で救援物資を待つ人々が救われるはずなのです。
Posted by 映太郎 at 2004年10月27日 12:35
正にその言葉ですよね。
「撤退しない」と言うにしろ、あんなに一方的にテレビを使って発したのでは、拉致したグループを刺激してしまいます。
心配です。
「自己責任」、
地震の被災地にボランティアで向かった人が事故に遭っても「自己責任」と言うのでしょうか?(今回はボランティアでなく、フォトグラファーのようですが)
Posted by アザミ at 2004年10月27日 14:10
中越地震の報道の影に隠れたまま、中東の「時間」があっと言う間に過ぎてしまうとしたら、家族はどんな心境で地震報道を見てるのでしょうか。

それを考えると複雑な想いです。
Posted by 映太郎 at 2004年10月27日 15:27
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