午後のレイ・リオッタ特集!

2005年11月01日
 テレ東「午後のロードショー」が、また一味変わった特集を組んでくれている。普段見ないサスペンスなのだが、あの役者の目つきがまた見たくなり、つい観てしまった。

 テレビ東京「午後のロードショー」
  レイ・リオッタ特集

不法侵入(1992/アメリカ)「不法侵入」
(1992/アメリカ)
監督 ジョナサン・カプラン
出演 カート・ラッセル/マデリーン・ストウ
and レイ・リオッタ

 レイ・リオッタっていうのかぁ。名前は知らなかったのだが、それにしてもこの役者、一目見たら忘れられない顔である。

 “美男美女は役者にゃなれぬ。一癖あるのが役者顔”と、かねてから思っていたが、あの目、一癖どころではない。
 
 “目力(めぢから)のある人”なんて最近人は言うけれど、彼の目の変な甘さと妙な鋭さと、そして動物のような冷たさは、役者としては最高の武器なのだろう。すっかり焼き付いてしまっている。



 とはいうものの、実は私としてはこの「不法侵入」よりもう一本のレイ・リオッタ悪役映画がお勧めである。

サムシング・ワイルド(1986/アメリカ)サムシング・ワイルド
(1986/アメリカ)
監督 ジョナサン・デミ
出演 ジェフ・ダニエルズ/メラニー・グリフィス
and レイ・リオッタ

 この映画、当初ケーブルTVか何かで何の気なしに観始めたのだが、観終わった時の不思議な印象で忘れられない映画となった。記事にしているレイ・リオッタもさることながら、ラストシーンの女性ボーカルが、観終わった直後からどうしても再び聞きたくなり、結局探しに探すこととなったのだ。

 映画のラスト、黒人のウェートレスがカフェの前で気だるく歌を歌い始める。その曲がエンディングテーマなのだが、話はどうでもよくそのまったりとした歌がたまらなく耳に残る。

 気だるいストーリーがだらだらと続き、なんだかなぁと思っているところに結構キツイ結末が待ちうけ、その後緊張を緩和するように主人公は人生をラフにリセットし、そして映画は気だるい歌で終わる。なんとも不思議な映画である。まぁメラニー・グリフィスも結構好みだったこともあるのだが…。

 水野晴郎風に言えば、まったく「映画って…、本当に不思議なもんですねぇ」てなものだ。

 そうなのだ。脚本家がいくらストーリーを練りに練っても、監督がいくら映像を凝りに凝っても、役者がいくら目を充血させるほど力を込めても、ラストの歌一曲で再び観たくなる映画だってあるのである。レイ・リオッタの粘り着くような目を再び見たくて、映画「不法侵入」を観てしまうように…。

 映画なんて、結局そんなもんなのだ。
posted at 2005/11/01 02:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像批評
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