癒しがそんなに足りないの?

2005年10月25日
 私が彼の存在を知ったのは、たしかフジの「とくダネ!」だった。

 生協の白石さん

 笠井アナが、“脱ぐためだけに着ているジャケット”をわざわざ脱ぎ捨て、「電車男の次は、“生協の白石さん”なんです?!」…とかいうフレコミで紹介していた。

「生協の白石さん」に感謝状―東京農工大―
 ◇「『単位』がほしい」→「私は『単車』がほしい。お互い頑張りましょう」――。東京農工大の生協で学生が書く「一言カード」に対し、回答がいつもユーモアにあふれる「生協の白石さん」に24日、同大から感謝状が贈られた。<雑記帳―五味香織>
(Yahoo/毎日新聞 2005/10/25 00:38)

 ある意味これ、まさに癒しの言葉である。要望を書き込んだ人それぞれまさしくその人に向けられた言葉。優しくて、ユニークで、ウィットに富んだ彼の数々の返答。

 学生たちは、白石さんの返答のような優しい言葉に飢えているのだろうか。
 


 小中高と、いつの頃からか一クラスの生徒数はどんどんと増え、先生は一人ひとりの生徒に目を向けられなくなっていった。

 人数だけが問題ではない。生徒を縛るカリキュラムが先生をも縛り上げ、先生の目はいつしか“生徒たちを一緒くたとしたグループとしてのクラス”にしか向けられなくなっているのかも知れない。

 生徒一人ひとりに目を向けられられないほどだから、それぞれが求めそれぞれがもっとも必要とする優しい言葉など、考えることも不可能になっていた結果なのではないだろうか。



 どちらを向いても“癒し系”が流行る時代である。「世の中そんなに癒しが必要なのか…」と納得してしまうと、裏返せば「世の中それほど刺々しいのか…」とも言い換えられる。なんだかなぁ…。

 ≪追記≫
 ブログで常に怒鳴り散らしている私のような“怒り系”は、いくら待ってもお呼びが掛からない時代ということだろう。まぁね、誰が好き好んで怒りの声など聞くもんかってか…。

 というか、他人の耳に届かぬ怒りの言葉、愚痴と何ら変わらない。ということは、私ゃ結局ただの“愚痴系ブロガー”ではないか。なんだかなぁ…。 
posted at 2005/10/25 06:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 報道批評
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