鉄塔が響かせるのは悲しい悲しい歌?

2004年10月16日
鉄塔が響かせるのは?鉄塔が ひびかせるのは
 かなしい 悲しいうた

鉄塔が ひびかせるのは
 かなしい 悲しいうた

列車が…ん? とおって
 ゆく たびに?
ぼくは どっかへ…ん???

鉄塔の下を歩いていると、いつのまにかこのフレーズを口ずさんでいた。何かがおかしいことに気づくまで、かなりの時間を要した。

何かが違う…。
 
そりゃ鉄橋だよ、鉄橋



ホームシック・ブルース

鉄橋が ひびかせるのは
 悲しい かなしいうた
鉄橋が ひびかせるのは
 悲しい かなしいうた
列車がとおって ゆくたびに
 ぼくはどっかへ 行きたくなるんだ。

口のなかまで 心がつきあげ
 停車場へと ぼくはでかけた
口のなかまで 心がつきあげ
 停車場へと ぼくはでかけた
南のくにへと ぼくをはこぶ
 貨車はないものかと さまよって。

ああ 節をしってて つらいのは
 ホームシックの ブルースだ
節をしってて つらいのは
 ホームシックの ブルースだ
泣きだすまいと がんばって
 ぼくは 口をひらいては 笑うんだ。

Homesick Blues
by Langston Hughes(訳 木島始)

この詩をはじめて知ったのは、稚内のとある小さな民宿である。常連客の一人が夜ごとギターで歌っていた。東京へ帰る汽車の中でも、ずっと頭の中でリフレインしていた。メロディーは今でもはっきりと耳に残っている。

木片に刻まれた風の印「Winds Inn」「風の宿」と呼ばれたその宿は、稚内にもう存在しないらしい。帰郷の日にもらった「風」印の木片だけが、残っている。その小さな証を大事にしまっている人はたくさんいるはずだ。
「風の宿フリーク」と自称していた人々は、今何をしてるのだろうか?…by邪魔井加
posted at 2004/10/16 00:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 風景雑感
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