成層圏ツアーで初の犠牲者

2004年10月07日
…7日太平洋上空、世界初の観光宇宙飛行フライト中に民間宇宙船初の事故…。民間人初の犠牲者…帰還できなくなった船は、現在スペースシャトルの救助を…船内の酸素は限られており…犠牲者は乗員2名と乗客4名…救助対策本部は酸素の残存時間にかかわらず回収を…ージンスペースライン社は船内の映像を公開しないと決…


上記の文面は架空の記事である。だが、こんな記事が2007年以降のある日、世界中の報道メディアに掲載される時が来ることだろう。きっと、たぶん、残念ながら、必ず…。
事故の博物誌に新たな頁が加えられる瞬間であろう。

◆その昔NHKのスペシャル番組で、浅田彰氏が様々な事故の映像をバックに、人の歴史の裏面を淡々と語っていた。「事故の博物館」というタイトルだったが、オリジナルのコンセプトはポール・ヴィヴィリオという人が提唱したらしい。残念ながら詳細は知らない。

番組は、簡単にまとめていた。
人類が、新たな技術やシステムを作り出す度に、新たなタイプの事故や今まで存在しなかった形の犠牲者が生み出される。事故の歴史は、人類の歴史のネガのようにその急速な進歩を物語る。…と、そんな感じだったか…。

以下は本当の記事

英ヴァージン、世界初の商業宇宙飛行へ
世界初の商業宇宙飛行計画を発表した英ヴァージン・グループのブランソン会長。手に持っているのは宇宙船の模型。「5年間に最大3000人の『宇宙飛行士』を送り出す」(同社)見込み(27日ロンドン/EPA=時事/写真ニュース/2004年9月28日(火)0時33分

さて、最近発表された英国からのこの記事は夢に満ちていた。模型の宇宙船を掲げる英ヴァージン・グループのブランソン会長は、まるで子供のようだ。映画『未知との遭遇』で宇宙船にまさしく乗りこもうするリチャード・ドレイファスの表情と似ている。好奇心がいっぱいで怖さの何もない顔。無邪気な子供の瞳である。

現在40代の私達が死ぬまでに利用できるのだろうか。40年ほど待てば値段も下がるといいのだが。
格安ツアーのH.I.Sが宇宙旅行事業に参入」なんて記事はいつになったら見られるのだろう。それを考えると、事故の博物博物館ならぬ価格破壊の博物館ってものも存在するってことだな…。きっと、たぶん、残念ながら、必ず…。
posted at 2004/10/07 15:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 報道批評
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