60年目の日本の一番長い日

2005年08月15日
 今日というその“日”を、アマゾンで幾ら探しても見つからないと思ったら、その日は日本で“一番”長い日ではなく、“いちばん”長い日であった。

[DVD] 日本のいちばん番長い日日本のいちばん番長い日
(1967/東宝)

戦後60年目にしてやっと、DVD化ぁ?

 本編は157分とある。今にしてみれば大して長い映画ではないが、初めて観た時は途方もなく長く感じた。
 


 この映画を初めて観たのは小学校の頃だったと思う。

 白黒のドキュメンタリーフィルムを観ているようで、その画面の中の光景がすべて実写なのかと錯覚を覚える。だが実際はドキュメンタリーではない。ドキュメンタリータッチの、壮絶な記録映画風の、“その日”を記録した一本の劇映画である。
 それゆえか、もしかするとドキュメンタリーに関心を持ち始めたのも、この辺りの作品が影響しているのかも知れない。

 戦後60年という節目のお陰かも知れぬが、これほどの映画さえ今頃やっとDVD化されるというのは、日本映画はそれほどDVD化がやっかいなのかとも思え、どこか複雑な心境でもある。

 どこぞのレビューサイトでは、その長々とした映画の出演者を、長々と紹介してくれいた。

日本のいちばん番長い日
(1967/東宝)

監督 岡本喜八
製作 藤本真澄/田中友幸
原作 大宅壮一
脚本 橋本忍
撮影 村井博
美術 阿久根厳
編集 黒岩義民
音楽 佐藤勝
監督助手 渡辺邦彦 山本迪夫
ナレーション 仲代達矢
 
出演
三船敏郎  阿南陸相
志村喬   下村情報局総裁
山村聡   米内海相
黒沢年男  畑中少佐(陸軍省軍事課員)
加藤武   迫水書記官長
松本幸四郎 今上天皇
加山雄三  館野守男(NHK)
加東大介  矢部国内局長(NHK)
田崎潤   小薗大佐(厚木基地司令官)
天本英世  佐々木大尉(横浜警備隊長)
宮口精二  東郷外相
戸浦六宏  松本外務次官
笠智衆   鈴木総理
小杉義男  岡田厚相
高橋悦史  井田中佐(陸軍省軍務課員)
井上孝雄  竹下中佐(陸軍省軍務課員)
中丸忠雄  椎崎中佐(陸軍省軍事課員)
吉頂寺晃  梅津参謀総長
山田晴生  豊田軍令部総長
香川良介  石黒農相
明石潮   平沼枢密院議長
玉川伊佐男 荒尾大佐(陸軍省軍事課長)
二本柳寛  大西軍令部次長
武内亨   小林海軍軍医
川辺久造  木原通雄(内閣嘱託)
江原達怡  川本秘書官(情報局総裁秘書)
三井弘次  老政治部記者
土屋嘉男  不破参謀(東部軍参謀)
島田正吾  森近衛師団長
森野五郎  大橋会長(NHK)
石田茂樹  荒川技術局長(NHK)
平田昭彦  菅原中佐(厚木基地副司令官)
中村伸郎  木戸内大臣
竜岡晋   石渡宮内相
北竜二   蓮沼侍従武官長
野村明司  中村中将(侍従武官)
藤木悠   清家中佐(侍従武官)
北村和夫  内閣官房佐藤総務課長
村上冬樹  松阪法相
北沢彪   広瀬蔵相
岩谷壮   杉山元帥(第一総軍司令官)
今福正雄  畑元帥(第二総軍司令官)
神山繁   加藤総務局長(宮内省)
浜村純   筧庶務課長(宮内省)
小瀬格   若松陸軍次官
佐藤允   古賀少佐(近衛師団参謀)
久保明   石原少佐(近衛師団参謀)
草川直也  長友技師(NHK)
石山健二郎 田中大将(東部軍司令官)
滝恵一   塚本少佐(東部軍副官)
藤田進   芳賀大佐(近衛師団歩兵第二連隊長)
田中浩   小林少佐(陸相副官)
佐田豊   佐野恵作(宮内省総務課員)
上田忠好  佐野小門太(内閣理事官)
勝部演之  白石中佐(第二総軍参謀)
伊藤雄之助 野中俊雄大佐(児玉基地飛行団長)
青野平義  藤田侍従長
児玉清   戸田侍従
浜田寅彦  三井侍従
袋正     入江侍従
小林桂樹  徳川侍従
中谷一郎  黒田大尉(航空士官学校)
若宮忠三郎 水谷大佐(近衛師団参謀長)
山本廉   伍長(宮城衛兵司令所)
森幹太   高嶋少将(東部軍参謀長)
伊吹徹   板垣中将(東部軍参謀)
久野征四郎 大隊長(叛乱軍)
小川安三  巡査(首相官邸)
田島義文  渡辺大佐(近衛師団第一連隊長)
新珠三千代 原百合子
宮部昭夫  稲留大佐(東部軍参謀)
関口銀三  岡部侍従
関田裕   神野少佐(東部軍参謀)
井川比佐志 憲兵中尉
須田準之助 高橋武治(NHK報道部長)
高田稔   海軍軍務局長
堺左千夫  厚木基地飛行整備科長
小泉博   和田信賢(NHK)
大友伸   陸軍軍務局長

 子供の頃観たせいか、役者と役処はあまり覚えていない。脳裏に浮かぶのは若々しい加山雄三の凛々しい顔立ちくらいである。だが、映画としての印象派かなり強く残っている。

 そこに記録されている事の重大さを子供ながらに感じたからなのか、意外と真剣に観た記憶がある。「火垂るの墓」ではないが、何か見逃してはいけない物のように感じていたのだ。



 それにしてもアマゾンは不親切である。

 「日本のいちばん長い日」を、たった一言間違え「日本の一番長い日」と検索しただけなのに、たったそれだけの違いを理由に人の要望を無視し、DVD化を教えてくれなかった。まったく、売る気があるのやら無いのやら。

 まぁ無理もないか。どうせ鬼畜敵国米国より上陸した玉音版屋なのだから。
posted at 2005/08/15 17:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像批評
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