長靴のネコが誘なう東映動画

2005年08月03日
 当ブログの副々管理人に名乗り出た怪しげなネコの素性を辿ると、懐かしくも偉大なる祖先のネコが現れた。

長靴をはいた猫長靴をはいた猫
(1969/東映動画)
原作 シャルル・ペロー
脚色 井上ひさし/山元護久

 ディズニー帝国をさんざんコケにしたシュレック製作者も、このキャラさえ同様にパクったのか、それとも敬意を表したのかは知らない。
 
 まぁこの懐かしき動画にもさらにオリジナルの原作があるのだから、例えキャラ設定が似ているからといって、単純に誰が誰をからかっているとか敬愛しているなどと、私には安易には判断できない。詳しい方がいらっしゃればお教え頂きたい。

 ちなみに…。その役名が知りたくなり本家のアマゾンを覗くと、役柄リストには“Puss In Boots”とあった。念のためヤフー専属翻訳家に訳させてみる。

 Puss In Boots=ブーツのニャンコ

 ネーミングという行為だけで仕事になるのも判る気がしてくる。



 ところでこの東映アニメ「長靴をはいた猫」は、私にとってとても懐かしい作品である。調べてみると製作年度も1969年とあった。

 1969年といえば、あの当時全盛だった“東映まんが祭り”に一番お世話になった年頃である。やはり劇場で観ていたのだろう。だが、実はその内容をまったく覚えていない。よって作品の批評などしようがない。ただわけもなく懐かしく、ただ理由もなく好きとしか言いようがない。

 ただその頃の一番のお気に入りはこのネコではなかった。ある少年のアニメである。ちゃちな宇宙船に乗った一人の少年。なんとなく覚えているシチュエーションは、ノッポとチビの二人の世話役キャラと一人の男の子。名前も覚えてなかった。

 長年そのぼやけた記憶と闘った結果、その名がホッパーだかホッパだかと知ったのは、20代も半ばにさしかかった頃のこと。仕事先の一人の男性が教えてくれた、「それってホッパのことでしょ?」と。須ーさん、感謝してるよ。
 このご時世なら、たった一言の名前だけでも、ネット検索で作品に辿り着くことができるが、その頃でもまだこんな便利な時代ではなかった。何十年も苦労していたことが、今では一瞬にして解決する。これが当たり前として育つ世代は、さらに20年後にはどんな便利な時代を求めるのだろうか。



 ふとアマゾンポスターで見つけたひょうきんなネコ。猫を飼ったことがある人には必ず受けるあの“毛玉を吐くシーン”を熱演したアントニオ・バンデラスことブーツのニャンコ。
 ひょんなことではあるが、彼のお陰でそのお気に入りのアニメの収録されているDVDを発見することができた。私の一番のお気に入りアニメ「宇宙パトロールホッパ」である。

 記憶とは不思議なもので、これが白黒作品だとは思ってもみなかった。漠然とした記憶にいつのまにか色がついていたのである。人の夢は白黒だとか言うけれど、イメージが自然に膨らむといつのまにか色が付く。私にとっては、まさしく夢のアニメとでもいうことなのだろうか。

東映アニメモノクロ傑作選 Vol.1―「狼少年ケン」「少年忍者 風のフジ丸」「ハッスルパンチ」の3作品収録 東映アニメモノクロ傑作選 Vol.2―「宇宙パトロールホッパ」「レインボー戦隊ロビン」「海賊王子」の3作品収録 東映アニメモノクロ傑作選 Vol.3―「魔法使いサリー」「サイボーグ009」「あかねちゃん」の3作品収録
≪東映アニメモノクロ傑作選 Vol.1≫
―「狼少年ケン」「少年忍者 風のフジ丸」「ハッスルパンチ」の3作品100分収録。
≪東映アニメモノクロ傑作選 Vol.2≫
―「宇宙パトロールホッパ」「レインボー戦隊ロビン」「海賊王子」の3作品100分収録。
≪東映アニメモノクロ傑作選 Vol.3≫
―「魔法使いサリー」「サイボーグ009」「あかねちゃん」の3作品100分収録。

 それぞれの作品が数話ずつ収録されているらしい。だが価格は一本100分の収録で10,290円(税込)だという。正直言って高い。だが、長年の念願が叶うなら一概に高いとは言えないかも知れない。そこいらで2000円前後で売っている大衆作品とは比べ物にならないのだ。

 ふむ、中古なら7000円で売っている。オマケに私が欲しい第二集だけなぜかさらに1000円安いではないか。でも中古はちょっとなぁ…。
 でもこの値段から想像するに販売数はそう多くは無いはず。無くなったら一生後悔しそうである。この漠然とした悩みが一生続くのもなぁ…。

 まったくひょんなことからせっかく長年の夢の作品が目の前に現れてくれたのに、この後に及んで手が出せないなんて。我ながら優柔不断な性格が情けない。
posted at 2005/08/03 08:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 映像批評
この記事へのコメント
♪ホー、ホー、ホッパーパトロール〜
♪ジャンープ ステーップ ホッパァ〜〜

って、アレですね(^.^)。
なんか最近、映太郎さんのところを
しょっちゅう覗きに来ているような…(^o^ゞ
Posted by susie_jpn at 2005年08月04日 12:47
それはそれは光栄なことです。
(それにしてもちょっとテンション高いなぁ…)

で、ところでなんですが、まさか銀座三越の関係者ですか? 銀座絡みの記事が多いようですが…。
Posted by 映太郎 at 2005年08月04日 13:17
いえ、銀座出身なんです。
今は郊外に住んでいますが、やっぱり銀座に行くと落ち着くわけです
Posted by susie_jpn at 2005年08月05日 11:52
susie_jpnさん、毎度どうも!
あらら、銀座出身とは…。
私も銀座は特別な場所です。出身地とまでは言えなくとも、子供の頃祖父は必ず銀座三越へと連れてってくれましたから…。まぁその辺りのお話はすでに読んで頂いていると思いますが…。

20代の頃は、並木通り5丁目から8丁目辺りを毎夕彷徨っておりました。新聞紙で来るんだ花束を担いでね。
銀座の路地には、私のそれぞれの年代の色々な思い出が、こっそり置いてあるのです。
Posted by 映太郎 at 2005年08月05日 12:39
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