「七月より熱い」今日この頃

2005年08月01日
“七月よりも熱い”って、やはり八月のことだろうか。

Hotter Than July by Stevie Wonder (試聴可)Hotter Than July
by Stevie Wonder

タイトルからして熱いこのアルバムの中で、実は意外としっとりとした響きの“レイトリー”が結構お気に入りであった。
 


このアルバムもまた、オープン間もないタワレコ渋谷店を思い出させる。ちょうど今時分の暑い熱い夏、それも20年も前の渋谷。私はある日友人と待ち合わせをした。

彼は旅先の北海道で知り合った近県に住む友人だった。その彼が再び北海道へ行くと聞き、出発する当日だかにハチ公前で再会した。

何を食ったのか、何を話したのか。20年も前の、おまけに寡黙な男同士の渋谷散策である。何も覚えていない。だがセンター街の奥深くにその頃出現した輸入レコード店になんとなく立ち寄った。

別れ際、彼はタワレコのシャラシャラした黄色い袋を私に呉れた。それがこのアルバムである。彼が何を意図していたのかは判らない。なんとなく「アゲルよ」なんて手渡されたのだ。

ふむ、そういえば私もたしかタワレコの袋を彼に渡した記憶が遅れて蘇ってくる。たしか“ロッキー・バーネッタ”とかいう名のアーティストだった気がする。なんで渡したんだっけか。

17、8歳の頃のことである。今にして振り返れば、すべてのことにおいて訳の判らないことばかりしていた。当時自分の買ったレコードだって、どうして選んだんだっけかと悩むものも多いくらいだから、同時期同世代の友人がふと私に手渡したアルバムの理由など、判るわけもない。

まぁ本棚を覗けば、同様に訳の判らぬレコードやCD、本や映画のパンフレットだってたくさん並んでいる。ホテイとキッカワのビーマイベイベがどうして私のCDラックに並んでいるのか―そんなことが自分でもいまだに謎であるように…。



手に入れたきっかけは訳判らぬものでも、その中の曲は結構気に入ったものが多い。

中でも一番のお気に入りはB面の後半、弾き語りの定番「レイトリー」だろう。あの曲のエンディングからアルバムのラストへの移行が私は好きでよくそこだけ聴いていた。

あぁ、これだけ思い出し頭の中にその曲がなっているのに、レコードを回せるプレーヤーがない。アマゾン試聴が聞かせてくれる、変に中途半端な触りで我慢するしかできない。

世間では中古レコードが壁掛けの飾り用に100円で売っているというではないか。回らないレコード盤はそれほど価値が下がったのか。ならばその中身の価値は一体どれほどのものになってしまったのか。日進月歩がまたまた悲しい“レイトリー”な今日この頃である。

PS.業務連絡
「ちょうちょ元気か? 土用の鰻は売れたのかい?」
男のくせに、なんでまた“ちょうちょ”なんだか。おにいちゃんもなんでまたそんなネーミングしたんだっけか…。聞いたような気もするが、やはり判らん。
posted at 2005/08/01 11:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽批評
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