ブックバトンに怯える理由

2005年07月22日
以前短編の作品評を頂いて以来、最近よく訪れているブログを覗くと、“ブックバトン”なるモノが取り上げられていた。ふむ、システマティックなチェーンプロフィールネタが、利己的遺伝子の箱舟のように少しずつ形態を変え生き延びているわけだ。

離れ小島の我がブログにも、そんな進化の風がいつかまた辿り着くのだろうか…てな具合に他人事として読んでいると、最後の名前に目を疑った。

「狩馬映太郎さん
 スルー可ですが、一つ宜しくお願いします。」
「ん?…はっ?…えっ?…ぎょえぇえぇぇえぇぇぇ???」

本を読まない人間に、どうしてまたこういうモノを贈るかなぁ。
 
まぁそんなことを言っても無理もないか。まだお目に掛かって―とはいってもブログではあるが―大して日も経っていないことだし。

「長月夕子さん、私は短編を書いてはおりますが、本などほとんど読みません。とはいえ、まことにありがたき幸せ。お答えさせて頂きますル〜」

ブックバトン

1.持っている本の冊数
本棚に綺麗に整理しているわけでもないし、数えたこともないので答えようがない。まぁ並んだ棚の幅を想像してみるとすれば、1.5mから2m程だろうか。ほとんどが“死者の書”関連かシナリオ本で、残りは雑学本ばかりだと思う。
映画「アニー・ホール」のウッディ・アレンが言われる台詞を思い出す。私の大切な本は死に関するものばかりである。

2.読みかけの本または読もうと思っている本
たぶん所蔵している本のほとんどが読みかけ、もしくはまったく目をつけていないものばかりである。本を読まない人間もたまにタイトルにそそられ、たまに何かの必要を生じて購入するものの、ほとんどは30ペ−ジも読み進まずに埃の下に消える。本屋の袋から出していないモノも多い。買って手に入ると満足してしまう最悪のタイプである。

3.最後に買った本(既読、未読問わず)
先日、海坂氏とのやりとりでふと思い出し、近くのブックオフで向田邦子氏の「夜中の薔薇」を100円で買ってきた。偶然にも今日読み終えたのだが、一冊の本を完読したのは何年ぶりかである。本を読まない人間が本を読んだキッカケは、やはりサイト「短編」なのかも知れない。

4.特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊
「かいま見た死後の世界」/レイモンド・ムーディー著
「O・ヘンリ短編集V(心と手)」/O・ヘンリ著大久保康雄訳
「白骨の御文章」御文章五帖目十六通/蓮如上人
「虫づくし」/別訳実
「音楽通史」/村田武雄

この恥ずかしきプロフィール―と言いつつも自慢げに書いてはいるが―を晒す羽目になったキッカケの張本人はどう思っているのやら。

長月夕子氏のブログ
「習慣アカネサス」⇒リンク



40年間、本を読まなかった。だが今、私は本を書こうとしている。ゆえに、人が本をどう書いているかが知りたくなり、他人の本を読み始めたところである。一日数十頁も読めない人間が、読書量一日一冊などという人々に追いつくには、何歳まで読み続ければよいのだろうか。

そんなことを考えるくらいなら、本など読まずに本を書いてみたい。

一本の映画を見た少年がその映画に感動し、映画館の帰りに本屋に立ち寄り原作本を買うこともあるだろうが、また一人の少年は、映画館の帰りにヨドバシカメラに立ち寄り、8ミリカメラを買うことだってあるだろう。

中には、取り扱い説明書も読まずにカメラを回し始めようとする少年だっているのだ。そしてカメラが動かないと慌てて取説を読み始める。

今、私は慌てて取説を探している。だがどこにも見当たらない。だから他のカメラマンたちの働きぶりを覗いている。本をどうやって書くのかを知るために…。
posted at 2005/07/22 02:15 | Comment(3) | TrackBack(0) | 電脳批評
この記事へのコメント
そういえば、Musical Baton,Cinema Batonと
こちらでは(回ってきてもいないのに)ネタとして
エントリしましたけど、こっちのほうが
書きやすかったんじゃないですか?
いや映画ブログの方は年間100本とかザラにみてるから
レベルの違いにアングリして、見すぎて選べない
とかおっしゃってて・・・まあそうですよね。

とはいえライトノベルばっかじゃかっこつかないと
手にとったのが全部映画の原作ってのも
なんだか・・です。
僕カノ、セカチュー,今あい、それとココ最近エントリした2冊。
全部映画がらみで・・。(笑)
Posted by Ageha at 2005年07月22日 13:36
本が売れ、その本を読んだ人が映画を観るという行為は、本の感動をもう一度味わいたいと思う人が多かったということなんでしょうか。

映画がヒットし、その映画を観た人が原作を読むという行為は、映画の感動をもう一度味わいたいと思う人が多かったということなんでしょうか。

 読んでから観るか、観てから読むか。

その順番は時に偶然に、でも人によってはしっかりと拘っている方もおられることでしょう。

 観てから読むか、読んでから観るか。

もしかしたらまったく正反対な行為かも知れませんねぇ。で、どちらのタイプですか?

ところで、お伺いしたところ“四日間の奇蹟”の記事を拝見しましたが、あのお話ってミステリーだったんですか…。私には―特に否定的な意味もありませんが―まったく理解に苦しみ悶えます。
Posted by 映太郎 at 2005年07月22日 18:41
>観てから読むか、読んでから観るか。

角川のキャッチコピーでしたね。(笑)

どうなんでしょうね、基本的に電撃文庫しか読まない人間なので。
たまたまここんとこ手にとった本が全部映画化されたあとに読んだというだけで。
読んだがゆえの予備知識をもって映画をみているというだけで。

ただ、映画には映画の表現方法があって
もちろんそれは小説にも言えることで
どっちを先に見たかで2番目を評価してしまうのは
どうしようもなくて。
で、そこに自分の好みがはいってくると「そこはそうじゃなくって・・」と突っ込みをいれてしまう。
私の場合はどっちか片方でいいかも。
先に見たほうの世界が、頭でできあがっていて
それとシンクロしないと拒絶してしまう・・。
それもまた極端な話ですが。
好みとしてセカチューはいい裏切り方をしてくれましたけど。原作にちょい不満だったので。

私もあの小説がミステリーを選考する場で大賞に選ばれてしまったというのが謎。
内容そのものはあの長編にもかかわらず
とっても読みやすかったですが。
ファンタジーといえても、ミステリー・・・ねぇ?


Posted by Ageha at 2005年07月23日 12:53
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