フォード寺山グーテンベルグ

2005年06月30日
先の記事で晒したダイジェスト版好みの性格は、要約された解説や要点ポイントなんてモノにも反応してしまう。

「ハーイ、これ重要です。試験に出しますよっ!」

学生時代のそんな言葉に反応してきた習性の名残かも知れないが、先日NHK教育の何の時間だったか、自動車メーカーフォードが産業界にもたらした変革に関する四点の要約ポイントなんてものにもつい反応してしまった。

大量生産のはじまり フォードシステム
〜フォードT型車の生産方法〜
  ■一車種に限定  ■生産過程を細分化
  ■部品を規格化  ■流れ作業方式

後日、TBS系の情報番組NNNニュースバードの課外授業的教養コーナードクター月野も取り上げていた。見ていた未来少年ジムシーが呟く。

「これって…、重要なのか?」
 


月野氏は、かつてフォードシステムがもたらした革命がたった今ITにより逆転しつつあると伝えていた。

NNNニュースバード
ドクター月野地球の方程式〜産業逆転革命について〜

フォードT型発売による
 産業革命以降の産業形態の方向性
  多種生産 → 一種生産
  受注生産 → 計画生産
  顧客主導 → 企業主導 
  情報販売 → 実物販売
  単純流通 → 複雑流通

インターネットによる
 産業革命再逆転以降の産業形態の方向性
  多種生産 ← 一種生産
  受注生産 ← 計画生産
  顧客主導 ← 企業主導 
  情報販売 ← 実物販売
  単純流通 ← 複雑流通

やはりIT技術ってのはグーテンベルクの印刷機発明以来の変革をもたらしつつあるのだろうか。あらためて調べてみると、グーテンベルクの名前って月のクレーターにも使われていたとは…、わしゃ知らなんだ。

それはともかくIT登場以降の産業の方向性を見ると、すべては客のわがままが主導権を取り戻したって風にも思えるのだがどうなのだろう。

それもともかく長い歴史の大きな流れが一瞬に反転し、以後その方向性のまま進むなんてことも――たった今がそんな重要な時期だと宣言することに少々自惚れと厚かましさを覚え――在り得ないのではと思える。そう考えると、時代の大きな波の単なる一つのピークに差し掛かっているだけなのではと思えるのだ。

で、それもこれもともかく、やはりひしひしと感じるのは地球ってどんどん小さくなってるんだなぁということ。昔は何かが発明されたってそれが世界中に伝わるのにどれだけ年月の掛かったことか。

かつて活字が発明されたあの時代だって、日本では一体誰が何をしていたか。…世界史日本史は赤点取ってた筆者は参考さえ浮かばないので考察をここで中止する。熱出そうだし。

一応下手な検索をと、日本に初めて印刷技術が伝わったのはいつかを調べてみた。“印刷”と“日本初”という言葉で検索してみると、なにやら企画展示の案内が…。フランドル出版文化を俯瞰する日本初の展覧会?

≪印刷革命がはじまった≫
〜グーテンベルグからプランタンへ〜
2005年4月23日(土)〜7月31日(日)
印刷博物館 サイト⇒リンク

数百年に一度のIT技術より、博物館に出向いた方が早そうである。冗談さえともかく、意外と面白そうだな。



昨年だったか、髪結いの友人にブログを開設したことを告げると、友人はあきれた顔で私に言った。

映_「いや、最近ブログで文章を書き綴ってるんだけどね…」
友人「相変わらずそこからは出ないんだねぇ…」

そこ…そことは…ここ…つまりPCである。私ゃはPCん中に住んでるわけではないのだが、鋭い指摘に返す言葉がなかった。友人は一言添えた。

友人「たまにゃ、外へ出かけなよ!」

…ん?、どこかで聞いた台詞。何だっけか…。誰か有名なお方の言葉ではなかったか。

 書を捨て、町へ出よ!

そう仰ったのはたしか…、あのなまりの強いおじさんだね。まだアイパッチしていた頃のタモリがよく真似してたあのお方。あの人も今なら言うこと違うんだろうな。

 PCを切れ、部屋を出よ!

寺山氏もそう叫んでいそうである。今頃はお母さんと一緒に幸せに暮らしながら、いやもしや、競馬場にいるのかな。まぁ作品は何も読んだことないので知らないが。IT技術以前に博物館の帰りにでも、本屋へ出かけた方がマシかも知れない。
posted at 2005/06/30 15:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘雑録
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