無題20120910201500

2012年09月10日
 無題

 深夜零時を過ぎてしまうと、車が出せなくなる。私は慌てて病院のロビーに向かう。そこに自分の服が一揃い置いてあるのを見つけ、ふとジャケットを手に取ると、シワだらけになっていた。私が借りた時は返すまえにすべてクリーニングしたのに。落胆しつつポケットの中を確かめると。浅草辺りで買ったような土産物のキーホルダーだかの小物が二つほどあった。私はこんなことはしなかったな。外人の図々しさと人懐こさと、息を吐くようにできることにあらためて何かの違いを感じる。

 ロビーを、彼女が皆と揃いのスーツを着て颯爽と歩いていた。声は掛けない。

〈了〉201209102015
posted at 2012/09/10 20:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語部修行
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