ジョディ・フォスターのカミングアウトスピーチ

2013年02月22日
 授賞式のスピーチで感動したのは初めてかもしれない。
 いや、厳密にはビリー・ワイルダーがアカデミー賞のアービング・G・タルバーグ賞を受賞した際のスピーチ以来の感動だと思う。

ゴールデングローブ、セシル・B・デミル賞受賞スピーチ

 ロバート・ダウニーJr.に紹介されてステージにあがったジョディ・フォスターまずは叫ぶ。

  I'm fifty!
   私は五十歳よ!
 


 BSでの放映にて初めて目にした。私は彼女がそれを告白したとはネットの記事で知っていたけれど、知っていたから余計にか、彼女がそれに関して語りはじめる前から涙腺が音を立て始めていた。
 勝手な勘違いかもしれないけれど、彼女の緊張がひしひしと伝わってくるようで、もはやカミングアウトする前の彼女の姿に、すでに涙がこみ上げてきた。

「今夜はもうカミングアウトするわ。」
 そう云って、旧知の事実ともなっている問題を今夜こそカミングアウトする…と見せかけ、彼女はしたり顔で呟く。

  I'm single!

 けれどその後、結局は噂は本当よ、とでもいう風にすべてを静かに肯定する。


 後半、母親にも触れていた。

「認知症でもう何が何だかさっぱり訳わかんないだろうけれど、わたしの言葉があなたの魂に届いてくれることを祈ってるわ」

 彼女の声がその辺りになって初めて、やや震えだす。


 前後して記憶に残った言葉もあった。

  Love people,and stay beside them.



 このスピーチだけをDVDにして欲しいほど、感動的なスピーチだった。

 人はそれぞれに、何かしらカミングアウトできたら…などといったモノを抱えて生きている。
 何もカミングアウトすべきという訳ではなく、けれどカミングアウトできるほどにその要素を自己肯定することができたなら、それはそれでなんと幸せだろうということ。

 問題はカミングアウトすべき最初の人間は自分自身ということ。

 だと思う。

 英文原文、そして日本語訳、テキストだけでもいいから、手に入れて改めてじっくり読んでみたいのだが、とりあえずは以下のサイトの抄訳が参考になった。

RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンの音楽情報サイト
 ジョディ・フォスター、功労賞のスピーチの中でゲイであることを告白。#ゴールデン・グローブ - 中村明美の「ニューヨーク通信」 (2013/01/15) | ブログ | RO69(アールオーロック) - ロッキング・オンの音楽情報サイト

 このサイト名とジョディ・フォスターで検索すればみつかると思うので参考までに。
posted at 2013/02/22 21:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 台詞台帳
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/326353888
※確認及び承認されたトラックバックのみ表示されます。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。