津村 節子著『遍路みち』

2013年02月20日
 2013年2月20日、こんな本を読んだ。

津村 節子著『遍路みち』講談社/講談社文庫/AMAZON


 
  遍路みち


 津村 節子著
 講談社/講談社文庫
 
夫・吉村昭氏の死後、氏に関連する来客や電話の応対に明け暮れた日々。三年が過ぎ、再び筆を執った著者が身辺のことを綴った小説集。長年過ごした自宅を建て替え、独り誰も知る人のいない温泉地に滞在する。けれど何をしても感じているのは、夫の気配と思い出だった。川端康成文学賞受賞作「異郷」も収録。(作品紹介)


 ふと遍路という言葉が気になって、ふた月前にも書店の棚から一度は手に取り、いや、いいや、と棚に戻した一冊。けれどやはり気になり購入してしまった。

 私は、お遍路でも行きたいのだろうか。
 



 数頁を読んでみたものの、文体がやや気になり先に進まぬ。独特の文章が読む速度を時折り緩める。

 ふと気付けばそのやや癖のある文章がさほど気にならなくなり、いつしか揺れ続ける作者の情感と共に揺れていた。

 それにしても、かつて葬儀の仕事でも目にしていたし、幾度も耳にしていた事だが、やはり皆、それを口にするんだなぁ…と、納得してしまう。

 一体どんな味がするのだろうか。愛する人、愛した人の亡骸というのは。
 いや、一体どんな感慨なのだろうか。愛する人、愛された人に味わわれるというのは。

201302121735-201302201103
posted at 2013/02/20 11:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍批評
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