君のいない世界

2013年01月20日
 君のいない世界が、君にとってどれだけの価値があろうか。
 そんな世界は、僕にもまったく価値がない。君のいない僕の世界など、一体どれほどの価値があろうか。

 世界という言葉は、そのまま何にでも置き変えればいい。
 君のいない学校、君のいない会社、君のいないこの街、君のいないその詩、君のいないその小説……。

 君がいるということ、君がいないということ、僕がいるということ、僕がいないということ。君と僕がいるということ、君と僕がいないということ。

 君のいない詩も小説も何も彼も、僕は読む気などまったくない。君に価値がないのなら、僕にも価値などこれっぽっちもないのだから。
 
 


 誰かが己心という言葉を使っていた。己の心と書いて己心(こしん)と云うらしい。

  己心(こしん):仏語。自分の心。自己の心。

 すべての文章にそれが必要などとは云わないけれど、私はそれをそこに求めるし、他人のそこにもそれを求める。
posted at 2013/01/20 19:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | 語部修行
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