フジコ・ヘミング著『運命の言葉』

2013年02月05日
 2013年2月5日、こんな本を読んだ。

フジコ・ヘミング著『運命の言葉』/朝日新聞出版/朝日文庫/AMAZON




  運命の言葉

 フジコ・ヘミング著
 朝日新聞出版/朝日文庫
 
 日本人ピアニストの母、スウェーデン人の父を持ち、ベルリンで育った著者が歩んだピアニストへの道。デビュー直前に聴覚を失うが、希望を捨てず治療のかたわらコンサート活動を続け、演奏家として名声を得るまでの苦難を綴った自伝的エッセイと心に響く語録集。(作品紹介)


 もはや観る術もない所蔵ビデオテープの一本に、あの伝説的なドキュメンタリー番組を慌てて途中から録画した彼女の映像の切れ端があるはず。
 


 あのドキュメンタリーを観たのはいつだろうと、ふとウィキに尋ねれば、1999年2月11日という記録があった。

「フジコ―あるピアニストの軌跡」
 1999年2月11日、NHKドキュメント番組『ETV特集』にて放送…。あの頃、ドキュメンタリー番組が好きだった私は、よくこのETV特集を次から次へと録画していたっけ。

 私にとってはあのドキュメンタリー映像で見た彼女の姿がすべてでもあるのだけれど、ふと書店で平積みにされていた本書の表紙で、何かもの想う彼女の写真を見、その言葉も聞きたくなって手に入れた一冊。

 音楽から、絵、人、料理、猫、すべての身の周りの物事に対し、その良し悪しではなく、好き嫌いでもなく、ただ好きか否かで線引きをし、その好きに分類されたモノを集めていく姿は、どこか共感できた。

 拘りはあまりない…とは云うものの、己の拘りには拘りを持たずもやはり拘り、執着に対しても、執着という姿勢には執着せずも執着する。嫌いじゃないな、その姿勢。

20121217-201302050842
posted at 2013/02/05 08:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍批評
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