世の中、○○が多くて疲れません?

2012年12月11日
 そのCMが世に投げかけた。 

世の中、○○が多くて疲れません?


 TV局、製作会社、そしてスポンサーにはクレームが殺到したという伝説的なCF。
 


 まるでスクランブル交差点のど真ん中で「そこの○○野郎、待てっコラっ!」と叫び、みなが振り返ってしまったように、反応する者はその罵声に過敏に反応し、反応しない者は何も反応せず、そして他人の反応に反応する者は声ではなく振り返る姿に反応する。ははは、反応してやがんの(笑)といった風に。

 お前のこと!
  お前のことだよ!
   お前のこと言ってんだよ!

 そんな言葉に異様に反応する者は、大抵が“自意識過剰”なことが多い。

 あのCMはその辛らつさからあっという間にボツになったけれど、結構好きなCMだった。あぁ、どうして反応する人は反応するのだろうか、どうして反応しない人は反応しないのだろうかと、当時それほど年は取っていなかったけれど、ふと冷静に観ていた自分を私はしっかりと見ていた。客観性を計るとか、自意識過剰度を計るとか、色々な意味でのリトマス試験紙的な名コピーであったと思う。



 けれど実際は、これはお前のことじゃないんだよ。お前に云ってるのではないんだよ。とはいえよ〜く見て欲しい。もし反応してしまったのなら、反応してしまった自分をしっかりと見て欲しい。反応しなかったのなら、反応しなかった自分をしっかりと見て欲しい。そしてこの文章までそう見えてしまったのなら、そう見えてそう読んでしまった自分をしっかりと見詰めて欲しい。

 それが見せたくて、一体どちらだったかは知らないが、その時その時のその君の姿を見て欲しいから、この記事を誰かに贈る。

 なぁ、君はどっちだ?
 で、一体君は誰なんだい?
 今、一体どんな気分なんだい?
posted at 2012/12/11 04:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 広告批評
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