浅田 次郎著『君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい』

2012年11月22日
 2012年11月22日、こんな本を読んだ。

浅田 次郎著『君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい』/文藝春秋/単行本/AMAZON



 
  君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい

 浅田 次郎著
 文藝春秋/単行本
 
 言葉の魔術に、酔いしれる。生き別れた母を想い、馬と戯れ、小説の神様と向き合う。人気作家の「心わしづかみ」エッセイ集。(作品紹介)


 そうかぁ、やっぱり……と、つい引っ掛かってしまった。
 


 浅田次郎著の短編集『鉄道員―ぽっぽや』に収録されていた『ラブレター』という作品に魅了されて以来、彼の短編は好んで読んでいる。
 前後して観た彼のデビュー作『メトロに乗って』の映画では、エンディングの展開が個人的にはかなり抵抗があり、納得いくものではなかったけれど、ほとんどの短編に描かれた情の部分は最も好みとする内容で、毎回心地よく読み終える。

 このエッセーではその辺りの作品についても軽く触れられているので興味深いものだったが、競馬に興味のない人間にとっては、後半の競馬論はちと閉口してしまう。まぁそれでもその競馬の章にて明かされていた祖父との競馬場の情景はぐっと来るものがあった。
 小説にしてもエッセーにしても、はたまた嘘にしても実体験にしても、その視線のベクトルは最も好みとするところ。

 ふむ、読んでよかった。



 それにしても毎日四時間の読書で一日一冊というペースもまた羨ましい限り。“四時間でどんな本でも大抵は読みきるもんです。実は私は読む速度は結構遅い方なんです”……と、浅田氏は記しているのだが、その集中力たるやそれもまた羨ましい。

 私の場合、とりあえずは週一冊を目標にして読んではいるものの、今年は一体何冊読み終えただろうか。そろそろ区切りの年末を迎えることになるが、ここ何年か目標としている年60冊を今年こそは達成できるのか。

 そろそろ数えてみっかな。

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posted at 2012/11/22 16:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍批評
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