小川 国夫著『随筆集 夕波帖』

2012年11月03日
 2012年11月3日、こんな本を読んだ。

小川 国夫著『随筆集 夕波帖』/幻戯書房/単行本/AMAZON
 
 
 
 
  随筆集 夕波帖

 小川 国夫著
 幻戯書房/単行本
 
 洒脱なユーモア感覚、老いと戯れるこころ…。藤枝に帰郷して46年。純文学の孤塁を堅守する現代文学界の巨匠が闊達自在な境地を綴る随筆集。『静岡新聞』『日本経済新聞』『群像』『新潮』などへの掲載作品を収録する。(作品紹介)


 知らない作家と本屋で出会うのも、本と縁だと思う。恋愛も不動産探しも然り。
 


 それにしても旅をしてないなぁ……と、ふと我に返る。
 イタリアだかを旅した若き日々を振り返る作家の記述と、郷里への想いに、旅した我が日々とありきたりな我が郷里を比べる。

 子供の頃、田舎に帰るとか故郷に帰るとかいった夏休み前後の友達の言葉に憧れを抱いていた。我が故郷、というか、母の実家はタクシーで2、3メーターの距離であったし、父の実家は同じ敷地の隣の棟であったから、故郷という感覚は私にはなかった。

 そんなこんなだから故郷という概念はもう今更どうしようもないのだけれど、では若き日の旅の思い出はどうかと云えば、まぁ無くもないよなと、ふと北海道を旅した高校時代を振り返る。

 蟹族、バックパッカー、自分探し、……。
 北海道にはそんな言葉が似合っていた。何かの原点があるとしたら、今自然に何かの拠り所としている価値観の原点があるとしたら、たぶんその辺りにオリジンを置いているのだと想う。
 ふむ、そこを振り返り、そこを掘り返すだけでも、何かが見つかりそうな気がしてくる。海馬の底の旅の項、ふとタグをつんつんと引っ張ってみる。ああ、あああ、あああああ……。

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posted at 2012/11/03 18:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍批評
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