映画『BABEL〜バベル』善と悪と報いと至福

2012年10月23日
 いつかは観ようと思っていた。

映画『Babel バベル』監督アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ/AMAZON
 
  Babel バベル

 
 監督 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
 出演 ブラッド・ピッド、ケイト・ブランシェット、ガエル・ガルシア・ベルナル、アドリアナ・バラッサ、役所広司、菊地凛子、二階堂智

 一発の銃弾と悪意無き罪が、モロッコからアメリカ、メキシコ、そして日本へと、小さくも受け入れがたい報いや、優しき罰をもたらしていく。
(映太郎紹介)


 一言でどんな映画かと尋ねられたら、一言で答えます。

「これほどまでにさり気なくそして最高の結末を、私は今までに観たことがありません」という映画です。

 一言……、じゃないですかねぇ。
 


 その物語の器に関しては、純文学5冊を裁断機でバラして30頁ほどの束にし、ストーリーの前後さえシャッフルして混ぜこぜんだモノを一気に読んだといった感想。まぁその器の作り方には対しては最初は抵抗あったけれど、観終えた今となっては特に異論はない。何も時間軸までシャッフルしなくてもと思ったけれど、監督の好みらしいので構わない。 

 けれどエンディングに関しては、私にとっては最高の部類として評価。あれほどに最高の終わり方であれほどにさり気ない終わり方も経験がなく、というか今他に特に思い当たらず、最高に満足。各エピソードに関してはさり気ないハッピーエンドに持っていくための大袈裟なエピソードとしてほどよいものだったと思う。

 数日前にブックオフの500円コーナーで発見し、すぐに観る気はしなかったものの、なぜか買っておかなければと無性に感じて買い置き、そして善意だの悪意だの、その結果だの報いだのと考えていた今日になって観たくなったのは、やはりセイロン的シンクロニシティな縁だったんだろうな。

 まさに今日この映画を観てよかった。この映画を…でもあり、観たのが今日でよかった…ということでもある。
posted at 2012/10/23 02:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像批評
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