笑止税じゃ笑ってられんよ!?

2006年12月17日
 点けっ放しのテレビ、ながら聞きのもやの中、誰かがふと口にしたおかしな言葉は私の耳を不意にくすぐった。

 「……、笑止税は……」

 慌ててPCモニターからTV画面に目を移すと、どこぞの由緒ある一族の御子息が、ぶらさがりの記者の前で松村邦洋のモノマネをしている。
 
 「えぇ〜、消費税は……。」

 えっ? あぁ…、消費税か。コイツ、江戸っ子だったのか?

 画面の中では、タレント松村似の声の主が薄っぺらな笑顔といやらしく潰れた声で喋り続ける。

 まったく……、“笑止千万”にしてまったく笑えん。



 「笑止」なんて言葉、恥ずかしながら初めて耳にしたのはたしか映画「ピンポン」のドラゴンの台詞だった。

 で、笑止とは正確には一体どういう意味だっけか?

「笑止」(しょうし)[名・形動]

1.ばかばかしいこと。おかしいこと。また、そのさま。  「―の沙汰」「―なことを言う」
2.気の毒に思うこと。また、そのさま。
3.困っていること。また、そのさま。
4.恥ずかしく思うこと。また、そのさま。

〔by 大辞泉/提供JapanKnowledge/Yahoo〕 

 ふーん。



 ボケたついでにどうやら耳までおかしくなってきたかとも思ったが、まぁそれはともかく、だが待てよ、である。

 或る意味その聞き間つがいも悪くない。

 ヤツらにとっちゃ、それによって色々とヤツらなりの問題が解決するらしいし、ならばそりゃヤツらには“笑いも止まらぬ”税なのだから、そりゃ“笑止税”だとしても否定せんだろう。

 それは何の理にも適っていないが、ヤツらの意にはヤツらなりに適ってるわけだし、物言えぬ観客の意にも、その意は本当の意味として意に適っているというもの。

 一体何が“ばかばかしい”のか、実は誰が“ばかばかしい”のか、はたまたもしやその誰かを挙って選出した“誰とは云わぬ誰彼か”が、本当は最も“ばかばかしい”のか否か……。

 優しき辞書は、そこまでは教えてくれない。



 まったく……、こちとら“実感無き好景気”で笑い方まで忘れようって時に、潰れた声で何をのたまっていらっしゃるんだか。

 笑止!

 教育の基本を日々口にする我が国のリーダーが率先して教えてくれる事といえば、結局の処は上辺だけの“薄ら笑い”でしかないではないか。
posted at 2006/12/17 16:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑題雑想
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