ポール・オースター著『トゥルー・ストーリーズ』

2011年11月28日
 2012年11月28日、こんな本を読んだ。

ポール・オースター著『トゥルー・ストーリーズ』柴田元幸訳/新潮社/新潮文庫/AMAZON
 
 
 
  トゥルー・ストーリーズ

 ポール・オースター著
 柴田元幸訳
 新潮社/新潮文庫
 
 ちょっとした偶然。人知を超えた暗合。ときに茫然とし、ときに立ち尽くしたその瞬間を人は容易に忘れるが、作家は忘れない。自らの体験を元に驚くべき偶然の連続を、しかし淡々と綴る名作「赤いノートブック」を始め、無名時代の貧乏生活を軽やかに描く「その日暮らし」、9.11直後のNYに捧げた「覚え書き」など、柔らかななにかも力強い声が聞こえる傑作エッセイ集。日本独自編集。(裏表紙紹介)


 WTCの惨劇に触れた一節があった。
 アメリカ人にとって、2001年9月11日は忘れ得ぬ日であるし、日本人にとっても少なからず何かしら影響を被っている。そして2011年3月11日、奇しくも同じ11日が日本人にとって忘れ得ぬ日となってしまった。
 
 だがふと思うのは、アメリカ人にとっての9月11日や日本人にとっての3月11日という日はあくまで限定的であるが、ある日ある月ある年、やがて来るある時がすべての地球人にとって忘れ得ぬ日となるような事態が起こり得るかも知れないという事。

 20XX年X月X日、その日付を忘れる事ができない。そういう時が、そういう事態が、やがてはいつか起こり得るはずである。
201111212041-201111280330
posted at 2011/11/28 03:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍批評
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