町田 康著『爆発道祖神』

2012年10月03日
 2012年10月3日、こんな本を読んだ。

町田 康著『爆発道祖神』角川書店/角川文庫/AMAZON
 
 
 
 
  爆発道祖神

 町田 康著
 角川書店/角川文庫
 
 世間を往来すると、見るもの見るもの、みなしゃらくさい。作家の目にとまった風景を、カメラと言葉で切り取れば、そこに広がるのはさまざまな色音匂いが渾然一体となった別世界。虚実入りみだれ、乱反射をまきおこす町田節の連打がビッグバン。未だかつて足を踏み入れたことのない境地へあなたを誘う。異才・町田康の全く新しい表現形式、全72話のショートショート・フォトストーリー。(作品紹介)


 同氏の『猫にかまけて』(講談社/講談文庫)でノックアウトされちまったもんだから、どうブっ飛ぼうが何をしようがなぜか許せてしまう。まぁそのぶっ飛び具合は、頁をめくる度にその都度ついていくのが大変ではあるのだけれど、でも好きになっちまったら仕方が無い。どこへ連れて行かれようと、読み手は覚悟してついていく覚悟です、はぃ。
 


 個人的にはP258の『猫がきゃあきゃあゆうてるんでなんやとおもていてみたら』という話でほろっとしてもた。

 内容はひとつひとつがそれぞれ毎回“あぁそういうことかぁ”と、軽くいなされる感じがあるので、一応ネタバレは避けて触れないでおくけれど、そんな小さなオチの有無やらオチ具合などどうでもよくって、毎回それなりに心地よくいいくるめられてしまう。

 ほしよりこさんという方が“おみくじ”のようなとも例えていたけれど、それもそうだなと納得。
 一度読みきってしまっても、忘れた頃にまた読めばそれはそれなりに“はは、そうそう、あほなこと、書いてたんだよね、まったく……”なんてことでも云いながら再び楽しめそうな本だと思た。

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posted at 2012/10/03 15:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | 書籍批評
この記事へのコメント
この間は色々示唆的なお話頂いてありがとうございました。

結局、N氏に協力を要請してもらうことは止めにしました。自分がいちばんいいものをかけるのに(笑)人にアドバイスしてもらってもしょうがないですよね。

今度、N氏を知り合いの農家の農作業に誘って今度一緒に行って来ます。
僕は彼から色々いただいていますが、お返しが出来るとしたらこんなことくらいです。
何だか、お返しになっていないようなお返しで、申し訳ないのですが、これくらいしか僕にはできないので。

またよろしくお願いします。
Posted by 代表と呼ばないで at 2012年10月04日 01:52
 示唆的ねぇ…。示唆的な事など何も云っていないのに、君が勝手に私の言葉から何かを拾っただけだし…(;ーー)

 実は私は私で、あれから少々考えが転じ、器に手を加えてもらったところで、中身に拘る君には何ら影響もないだろうから、それ(助言を請うこと)もアリかなと思ってました。
 まぁどっちにしろ君の結論には何も云わないけどね。“同意できるプロセスにも100の反論を!賛同できぬ結論にも100の賛辞を!”ってのが私のスタンスのつもりですから。

 ちなみにその贈り物の熨斗紙にはきっと、「手の記憶」とでも記されるってことかな。

 瓜田にて他人の履紐を結び、李下にて他人の冠を正す。現代語訳をするなら、痴漢に間違えられようとも女性のスカートの埃を払う者。
 そういう者が少ない世だからこそ、そういう希少な者を見るのは嬉しい。
Posted by 映太郎 at 2012年10月04日 22:41
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