小川 洋子著『ブラフマンの埋葬』

2012年09月27日
 2012年9月27日、こんな本を読んだ。

ブラフマンの埋葬―小川 洋子著/講談社―講談社文庫



 
  ブラフマンの埋葬

 小川 洋子著
 講談社/講談社文庫
 
 ある出版社の社長の遺言によって、あらゆる種類の創作活動に励む芸術家に仕事場を提供している“創作者の家”。その家の世話をする僕の元にブラフマンはやってきた―。サンスクリット語で「謎」を意味する名前を与えられた、愛すべき生き物と触れ合い、見守りつづけたひと夏の物語。第32回泉鏡花賞受賞作。(作品紹介)


 中盤、徐々に、そしてくどい程に暗示されていく別れの光景。それにつれ気分は躊躇いがちになるものの、それとは裏腹に読む速度は徐々に増していく。

 ブラフマンという名のその動物は、犬でも猫でもないのだと分っていながら、どうしてもかつて自分が飼っていた犬や猫の姿と重なってしまい結構辛かった。

 なんだんだろうか、この感覚。
 


 付箋
 怯えるどころか、何の疑問も抱いていない丸まり方だった。もうずっと以前から、あなたの腕の形はよく心得ています、とでも言いたげだった。
小川 洋子著『ブラフマンの埋葬』P8-L6


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posted at 2012/09/27 16:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍批評
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