渋谷百景…信号を待つ間に

2006年07月23日
 いつもついシャッターを押してしまう渋谷ハチ公前交差点も、ふと思わぬ被写体が現れ雰囲気を変えてくれた。

信号待ち宵待草

待てど暮らせど 来ぬひとを
宵待草の やるせなさ
今宵は月も 出ぬそうな

暮れて川原に 星一つ
宵待草の 花の露
更けては風も 泣くそうな

竹久夢二

 信号で携帯を確かめるなんて、そりゃどこででも見受けられる有り触れた光景なのだけれど、一枚の写真にしてみると結構意味深に見えてくるな。
 


 宵待ち草、正確には待宵草というのだそうだ。彼の竹久夢ニが宵待ち草と詠んで以来、その花は二つの名を持つことになったらしい。

 まぁ宵待ち草の方がずっと語呂もよいし、私にしてみれば彼はあえて引っくり返したとしか思えない。言葉に拘る人間はそうでなくては。



 ところで、人を撮るつもりなんてそれほどなかったのだがところがどっこい、ふとハチ公前の交差点越しに109ビルを撮ろうとして携帯を構えていたら、是非撮って下さいと言わんばかりに被写体の彼が一人何気なくフレームに割り込んで入り、おまけに何気にポーズまで決めてくれた。

 「ふむ、悪くないな…!」

 もし人を撮るならこういう構図と決めていたまさにその通りの場所に立ってくれた。で、「せっかくだから撮らせてもらうよ」ってなわけである。
posted at 2006/07/23 01:44 | Comment(4) | TrackBack(0) | 風景雑感
この記事へのコメント
こんちわ〜。

珍しく、ホントに人が写ってますね?(笑)
これ撮ってといわんばかりの良い位置にいますね?
ネオンと手前の暗さがまたなんともいえないバランスですね〜。
都会にいないと撮れない1枚。いいですね〜。
ウチの近所じゃ、田畑だわー(涙)
Posted by KaN at 2006年07月23日 12:38
KaNさん、マイド!

実は写真部部長にかなり刺激されましてね。で、たまには人の居る風景を撮ってみようかなぁ…と、狙ってはいたんです。

とはいえ、こういった光景というのは巡り合わせに寄る処もかなり大きいですね。知り合いをそこに立たせても意味ないし…。

それでも、ただ巡り合わせを待っていては写真は撮れないだろうし、或る程度は意図した構図が現れるだろう場所を事前に想定してその時を待つ。それも写真なのだろうと思います。

写真家の写真って、カメラを持って撮影に出掛ける時にはすでに9割は完成してるっていうじゃないですか。彫刻家が言う台詞、「その木の中に、すでにある」なんて風にね。
Posted by 映太郎 at 2006年07月23日 15:28
どもども!
ベタ焼きを見に来ました!(笑)圧巻ですね?
私もblog閉めないでこうすれば良かったかなぁ?

そのうち文章一切なしの○○百景blogでも開こうかと考えてますんで…その時はご招待しますね。(^^)
Posted by KaN at 2006年07月25日 22:45
KaNさん、ド〜モ…。

昔、父がよく使っていたベタ焼きってのに結構憧れましてね。今じゃベタ焼きなんて、写真屋さんでやってくれるんでしょうか。

それにしても…、○○百景ってのもまたベタなタイトルでしたね。気のせいか、こんなベタで有り触れた言葉にさえ何の抵抗もなくなってきた気がします。年のせいでしょうかねぇ。
Posted by 映太郎 at 2006年08月06日 01:25
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