放物線上のアリアの孤独な調べ

2006年06月26日
 飛行機は常に程よい角度を維持して飛んでいないと必ずや失速する。後はゴミ箱へと続く放物線上の紙クズとなんら変わらない鉄の塊となる。

 無理な上昇を続ければいつかは必ず失速するのだ。

 失速すれば、そのあげく地に落ちるのもまた当然のこと。一旦失速したら、何をどう頑張ったところで飛行姿勢は元には戻らない。

 そしてかく言う私も、そろそろ失速して墜落しそうな予感がしてきた。後はゴミ箱へと続く放物線上の紙クズとなんら変わらない肉の塊となるのだろう。
 


 脇目も振らず、ただ前を見て進めばいいと思っていた。

 しかし、いつしか私は自分でも気がつかぬうちに無理な急上昇を続けていた。それもたった一人で…。

 そのあげく、もはや失速寸前なまでに速度は落ち始め、そろそろまともな飛行姿勢を維持することもままならなくなっていたことにふと気が付いた。

 もはや限界である。

 飛行速度は限りなくゼロに近づきもう空中で静止する寸前、つまりは墜落数秒前であるらしい。

 見回しても副操縦士は居ない。浮かれた外国生まれの機械だけが、失速を警告する為にそろそろ英語で何かを歌い始めることだろう。

 錐もみ状態で墜落する前に、私は自らの操縦桿を元に戻さねばならないようだ。

 放物線の緩やかな軌跡をぷっつりと断ち切るような、固い大地へと最短距離で伸びる下降線を滑り落ち始める前に。



 私はもう、少し休みたい。

 どうせ孤独を味わうのなら、誰も居ない処で或る意味当然なる孤独感に苛まれる方がマシというもの。

 沢山の人と人の間で孤独感を味わうほど、孤独なことはないではないか…。
posted at 2006/06/26 23:59 | Comment(4) | TrackBack(0) | 雑題雑想
この記事へのコメント
お疲れモードですか?
私は走る前から不安モードです。(^^;)
Posted by KaN at 2006年06月27日 11:26
ちょっとね…^^
いや、もうかなり疲れきっているのかも知れません。そんなことも自分では判らぬほどに…(-.-;)
Posted by 映太郎 at 2006年06月27日 12:30
お久しぶり^^
今、映太郎さんの晩年運を見て、今は充実してるのね!なんて書いたばかりなのに〜どうしちゃったの?
走りすぎたのね。ちょっと一休み出来ないのですか?他人の仕事まで無理してやっていませんか?
頑張らないでね。頑張り過ぎないでね。
どうか、映太郎さんに笑顔が戻ってきますように。。。
まずは、ゆっくり眠って下さい。
そして木漏れ日の中で新緑の出会いを感じて下さい。
おやすみなさいzzz・・・。
Posted by うぶみ☆ at 2006年06月28日 03:47
うぶみ☆さん、マイドマ〜イド♪

>他人の仕事まで無理してやっていませんか?
もしやあなたも占い師? 好きでやってるわけじゃないんですが、どうも他人に振ってもいいはずの仕事までしてる気がしてならないんです。でも、それを判ってて他人に頼めない性格が災いしてまして。

どこの職場でも毎回悩む事なんですよねぇ、これって。結局この仕事下手って、いつまで経っても治らないんだろうなぁ。
Posted by 映太郎 at 2006年06月28日 20:56
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