サウイフ者ニ私ハナリタイ

2006年04月22日
 どこかで誰かが、たった独りで困っている。

 どうしようもなくなって困り果てているのに、誰にも告げられず、ひたすら自分の時間だけを削り捨て、結局は自分自身だけを日々失っていく。

 自分だけが我慢すれば済む事だからと…。
 
 そんなに困っているのに不平は一切言おうとせず、かといって助けを求めようともしない。

 人に頼るのが下手なのか、それとも根本的に助けを求める術を知らないのか。

 なのに周囲の誰も気付こうとはせず、誰も手を差し伸べようとしない。

 困り果て呆然と立ち尽くしても、誰かに愚痴ることもできず、トイレに駆け込んで涙を流すこともできず、そんな暇もないことさえ誰にも告げられない。それでも仕事は尽きることなく、困惑はさらなる大きな困惑へと膨らんでいく。


 ふと歩みを緩めれば、そんな状況に陥った人は意外と見えてくるもの。だが何も気に留めずにスタスタと歩き回っている時は、立ち尽くしその場に静止してしまった人の姿は決して見えない。

 気付かぬ他人は、時間の止まったその場に立ち尽くすその人の脇を、ただ黙って通り過ぎていくだけである。

 たった独り、そんな風に一人で困っている人がいたら、自分は一体何ができるのだろうか。


 大丈夫ですよ。
 私が居ますから、もう安心ですよ。
 大丈夫大丈夫、もう心配ありませんからね。

 泣きたくなったらトイレに行けばいいし、
 何度でも何度でも、トイレに行って涙を流してくればいい。

 何だったら一日中トイレでサボってたっていいですよ。
 後は私がなんとかしますから…^^)/


 ただそっと笑いかけ、そんな言葉がすらすらと口から出たらいいのに、口下手な人間というもの、そんな優しい言葉は想っていても喉で詰まって出てこない。

 あぁぁ…、そんなこと云わなくとも、ただ黙って笑うだけで目の前の人を安心させ、ただそこに居るだけでその場の不安を消し去ってしまうような、大きくて、頼り甲斐があって、とにかく太っ腹で、見えない何かがとても大きな人にナリタイものである。

 サウイフ者ニ、私ハナリタイ。 
 サウイフ人ヲ、イトモカンタンニ助ケラレルヤウナ人ニ…。

 実際“サウイフ者”ではないけれど、“サウイフ人”の為なら、どうにかするしかないではないか。

 山下達郎が、album「ポケット・ミュージック」の中で歌っていたっけ。

album 「POCKET MUSIC」 by 山下達郎メロディ 君の為に♪
 嵐の船打ち砕く 風になりたい♪

by 山下達郎

 で、一応駆け込めるトイレの場所だけ教えておいて下さいな。これからは私が独りでこっそり泣けばいいことだし…。

 てか本当は私も、サウイフ人同様に他人に助けを求める術をまったく知らないサウイフ人なのだが、私は一体誰に助けてもらえばいいのだろうか。

 サウイフ私は、今やすでに困り始めている。
posted at 2006/04/22 15:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑題雑想
この記事へのコメント
サウイウ私さん、初めまして。

時が経てば解決するということもありますよ。
あせらずに少しずつゆっくりと・・・ね。

分かった風なこと言ってごめんなさい。
Posted by Risu at 2006年04月22日 16:55
Risuさん、マイドです!

時がたてば…、
時間が掛かってもなれるなら待ちます。そそっかしい人が百年もすれば治るように、私もサウイフ人にいつかなれるのなら、いくらでも待ちますよ。

まぁ百年待つのなら、来世こそはソウイフ風に生まれ変われるよう願っても、変わりませんねぇ。
Posted by 映太郎 at 2006年04月22日 17:59
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