ともあれ、メディアで目立つことはいいことである。
≪女神たちのスティック≫ 『一本のホッケースティックに 未来を懸けたひたむきな情熱に幸あれ!』 ![]() |
かつて私は競技ダーツをしていたが、「真ん中狙うヤツ」とか、「暗いゲーム」など言われ扱いは最低だった。
近頃になりアーケードゲーム風100円ダーツが、やっと流行りとなっている。とはいえリーグ戦をこなしていくような競技ダーツは未だにマイナーである。
マイナー競技にとっては、とにかく目立つことが必要だろう。知名度UP、裾野拡大、競技人口増、そしてさらにいいプレーヤー出現って具合にことが進むとありがたい。
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今回の資金不足は、メディアに取り上げられ、結果的にスポンサーが付くこととなった。彼らが探しているのは、とにかく目立つモノ、目立つコト、目立つヒト。そんな彼らに見つけてもらう為にも、一際目立つ必要があった。資金不足の団体なんて山ほどあるのに、特に目立ったからこそマクドナルドが名乗りを上げたことになる。
ちなみにマクドナルドは、(資金不足報道後の)一番手の旨みをたっぷり利用しているようだ。協賛への名乗り上げ二番手企業が、マクドナルドの10倍資金提供をしたとしても、あれほど取り上げられることはなかっただろう。
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6月3日(木)「地下鉄銀座線、溜池山王-赤坂見附間のトンネル内(渋谷行き右壁面)にて、回転のぞき絵の原理を利用した映像広告が開始」との報道があった。
車窓に広がるパラパラ漫画のような映像のニュースクリップに映るCF第一号は「燃焼系アミノ式」。ここでも、サントリーがしっかりと一番手の旨みを手にしている。銀座線利用者なんてたかが知れてるのに、まんまと全国ネットに流れたわけだろうし。
それにしても、朝の情報番組で放送前の新CFをよく取り扱っているが、目立つべき目新しさがさほど見られ無くても扱われている気がする。学校や職場でのくちコミさえも期待しているようだ。
目立ってはいけないはずの広告代理店の意図が、かなり露骨に目立ってきた気がする。
2004/08/10…by映太郎
この記事は、
YahooGeoCities版★映太郎の映像批評★
2004/08/10/Log-no0047
≪女神たちのスティック≫より移植