僕らの音楽家…槙原敬之

2004年08月07日
槙原敬之の詩は、とても優しい。
そのメロディーは、美しくかつシンプルである。

シンプルで一度聞いただけでも耳に残るそのメロディーは、作曲家が必要とする最高のセンスを感じさせる。 

いいメロディーというもの、
おもちゃのピアノを子供が爪弾いて奏でた演奏だとしても、何ら魅力を損なわず再現されるものである。

…これは私の持論だが、彼の曲もまさしくそれに当てはまっている。

そんな彼を、久しぶりにテレビで見ることができた。
 
≪僕らの音楽−槙原敬之−≫(2004/07/31/フジ)
新曲『Tag Team…家族の歌』についてのコメント

「人は、何度生まれ変わっても直らないような欠点を直せる相手、直してくれる相手と、一緒の家族になるように生まれてくるという」

「この言葉を耳にして、
 この曲を作る気になったんです。」(槙原敬之)

番組内のコメントも興味深かったが、彼の姿を見てただただ嬉しくなった。
 
 −・−・−・−・−・−

スマップの「世界にひとつだけの花」が大ヒットしている頃、その曲が彼の作品とは思いもよらず、かなりたってから彼の作品だと知った。

残念ながら、すべての作品を把握するほどのファンではない。だがその事実を知り、一瞬驚き、すぐに納得してしまった。

そして何度も何度も聞くたびに、じわじわと感心してしまうのだ。

あのような詩を携えた曲「世界にひとつだけの花」が、個性豊かで、かつ何人ものNo1達が集まったようなスーパーアイドルグループとしてのスマップにより歌われていることに、非常に大きな意義が隠されているということを。

 −・−・−・−・−・−

彼の事件についての話や様々な噂が、世の中を一気に駆け巡った時の不安は忘れない。その作品を一つ残らず抹殺してしまいそうな勢いに異様な不安を感じたものだ。

彼が何をしようと、何を好もうと、彼の作品の良さは全く変わらないのに、そのメロディーがこの世界から永久消去されてしまうような不安感はもう消えた。

そういえば、CMのBGMに彼の曲を自ら指定し、すかさず援護射撃を買って出た松嶋菜々子氏が、それはそれは頼もしく見えた。

もっともっと優しい曲を、
もっともっと素晴らしい曲を、
ずっとずっと聞かせて欲しいものである。
2004/08/07…by映太郎

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この記事は、
YahooGeoCities版★映太郎の映像批評★
2004/08/07/Log-no0040
記事≪僕らの音楽 槙原敬之≫より移植
posted at 2004/08/07 00:00 | Comment(13) | TrackBack(0) | 放送批評
この記事へのコメント
>アイドルぼっくすさん、
  トラックバックをありがとうございました!

残念ながら、
「アイドルぼっくす」さんのトラバは、当「◆映太郎の映像批評◆」ブログの掲載コードに引っかかりましたので削除させて頂きました。あしからず…。
Posted by 映太郎 at 2005年01月09日 23:48
槙原敬之の作るメロディーは
すでに彼のジャンルとして出来上がってますね。
もちろん大好きですよ。アルバムも全部持ってます。
彼の作る詩もこれまた絶品。
すべての詩に彼の心が見え隠れしているように思います。
あれが想像のみで作られている詩だとしたら…詐欺師かも(笑)
自分の心と詩の世界がシンクロした時には涙モノです。
だからこそ復活できたのでしょうね。
音楽は嘘をつきません。
Posted by つなみ at 2005年01月10日 00:40
他人の状況と感情を想像する。
彼が詐欺師のようなのではなく、詐欺師という職業に向いた頭のいい人さえ、そんな想像力を持っているということでしょう。結構詐欺なんて、相手の気持ちがわからなければできないでしょうしね。

子供の成長度を見る目安に似たようなモノがあるそうです。劇の登場人物の感情を客観的に想像できるかどうかが、成長のひとつの境目と聞いたことがあります。

あるロックグループが、そのライブステージのバックに香田さんの殺害場面の映像を流したと聞きましたが、彼らの精神年齢レベルなんて、その境目にさしかかった3歳前後の幼児以下でしょう。
Posted by 映太郎 at 2005年01月10日 11:20
マッキーに関しては今はとっても複雑な気持ちで
眺めてるんですよ。
事件に対する偏見じゃなくて、事件後の歌作りというか
歌詞がすっかり変わってしまったと感じた時に。
人を思いやる気持ちや細かい観察力、今世界にむけて伝えたいと切に思う事、大事な事。でもそれが
なぜか素直にうけとれない。どこかPTA推薦っぽく、
いい子ちゃん製造機に感じてしまう自分が悲しいです。
「チキンライス」も歌詞は松ちゃんですがあれ見て
泣いた気持ちにたどりつけなかった。
彼の中身は変わっちゃいない。ただ、あんな事があったあと、妙に使命感をもって歌詞にメッセージを
こめているような気がするのは私だけなんでしょうか。
「君の名前をよんだ後に」は好きなんですがね。
PVでニコニコしてた顔のでかいマッキー人形もよかったし。

いつまでも青いラブソングは書けないかもしれません。でも年を重ねるとどうして人生とか生き方とか
それも大きなアバウトなイメージで歌い始めるんでしょう?長渕剛にしても個人的にはアルバム「乾杯」が限界でした。なんだか変わったなと。
もちろんあくまで好みなんですが。
Posted by Ageha at 2005年01月10日 14:14
>Agehaさん、こんばんわ!
詳しいことを知らないので、かなり勝手な想像になる事は承知で書きます。

歌詞の内容がその時を境にして変わったというのなら、何かが彼を変えたんでしょう。そこに、どちらかが本当の彼で、どちらかが偽りの彼などと言い切る必要はないでしょう。

>「年を重ねるとどうして人生とか生き方とかそれも大きなアバウトなイメージで歌い始めるんでしょう?」
現在の彼が、そんな内容の詩が最も必要であると考えているからでは。
Posted by 映太郎 at 2005年01月10日 21:35
かわいさあまってなんとかでちょっとムキになってしまいました。
ファーストからのファンなので。
いろんな人との出会いがあって年を重ねて
身についていくものもあって何をどう選んだのか
それに対して、いい悪いもスキキライも自分の主観で
しゃべってるだけで私自身じゃあ彼の何がわかるんだって話で。
私の時間が「Hungry Spider」あたりでとまってて
懐かしいと、好きだったとそれだけなんですけどね。
Posted by Ageha at 2005年01月11日 00:51
>Agehaさん、またまたどうも!
アーティストの姿勢やスタイルが劇的に変化し、ついていけないこともありますね。

ところで、
ブログ名には**批評などと掲げていますが、基本的にはその対象がどのくらい好きか、そんな基準だけの姿勢でいるつもりです。

“良い”“悪い”という基準はそこにはなく、あるのは、“好き”“とても好き”“特別好き”“異常に好き”、そしてたまに“ちょっと嫌い”などと捉えていたいのです。
Posted by 映太郎 at 2005年01月11日 10:22
熱くさせてしまう理由を考えながら
『Hungry Spider』の入っているアルバム
『Cicada』を聴いている最中です。

maroにも詐欺師になってもらわんと!!!
Posted by つなみ at 2005年01月11日 14:35
>つなみさん、こんにちわ!
鷺のヒナは、お世話が大変そうですねぇ?

いいアイディアの卵を産んでもらうには、栄養ある様々なエサを必要としていることでしょう。
Posted by 映太郎 at 2005年01月11日 16:26
忙しくてごぶさたしてました。私は前の仕事の時、彼の事件後、復帰直後に関係者の集まりがあって、その場に居合わせた事があるんです。その時、すごい思った事は、やっぱりこの人は音楽が好きなんだって事と、音楽によって人を救いたいけれど、自分も救われたいんだって事です。人間生きてれば色んな事があるの当たり前、表現者ともなれば、そんな自分の色々を身を削って生きていかなければならないし、でもそれを敢えて選ぶのであれば、覚悟が必要だと思うのです。TVで映らない部分も多々あるとは思います。色んな人が色んな事を言うのも自由。でも、ただ一つそこにある真実は、彼は結局音楽を続ける道を選んでるんだって事です。
Posted by minan at 2005年01月12日 03:23
>minanさん、こんにちわ!
お忙しそうで、私もご無沙汰してました。

関係者の集まりって…、
もしや業界関係のお仕事なのでしょうか。

私はテレビやラジオに流れ出るヒット曲しか聴いたことのない人間ですから、あまりに勝手な想像としか言えません。

人知れず重く大きな荷物を降ろしたことで、彼の音楽活動の方向性や内容が変わったとしても当然でしょう。メジャーな曲がマイナーに変わり、ポップ調ロック調の曲がまさかクラシック調に変わったとしても、その源音のキーは何ら変わらないはずです。

ファンならずとも、彼が音楽活動を再開してくれたことは、喜ぶべきことと思っています。
Posted by 映太郎 at 2005年01月12日 09:38
minanさん。映太郎さん。
これだけなんだかんだ言ってても
TVであるいは他のメディアでマッキーがみれるのは
Agehaはとってもうれしいんです。
店頭から一時CDが消えた時はそこまでするのかって
びっくりしましたからね。

返ってくるかわからない、そもそも返事なんて期待してないけどまわりにむかって自分を伝え続ける事の勇気を今は思います。
Posted by Ageha at 2005年01月12日 13:13
>Agehaさん、またまたどうも!
とにかくマッキーが好きなんですね!

「返ってくるかわからない、そもそも返事なんて期待してないけどまわりにむかって自分を伝え続ける事の勇気を今は思います。」

Agehaさんのこの表現、なんだか記事書くのにも励みになりますね。

コメント少なくて落ちこんだ時に読み返そうっと。
Posted by 映太郎 at 2005年01月13日 11:04
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