光あるうちに<信仰入門編>―三浦綾子著

2009年11月17日
 11月17日、こんな本を読んだ。

光あるうちに<信仰入門編>―三浦綾子著/新潮社―新潮文庫 
 
 
 
 
 
  光あるうちに<信仰入門編>

 三浦綾子著
 新潮社/新潮文庫
 
 神とは、愛とは、罪とは、生きるとは何なのか? <物品は廃物となっても、人間は決して廃物とはならない><罪を罪と感じ得ないことが、最大の罪なのだ>等、人間として、かけがえのない命を生きていくために、大切な事は何かを簡明に綴り、<今からの一歩を、あなたもキリストの愛の手に導かれて歩みませんか。光あるうちに光の中を歩もうではないか>と語りかける愛と信仰の書。(裏表紙紹介)


 今回どうしてこの本を書店で手に取ったのかはまったく覚えていない。だが、その気まぐれな好奇心に我ながら驚きつつも、手に取り、実際に手に入れ、そして読んでみて、心からよかったと思える一冊だった。
 


 あれはいつ頃だったか、たしか学生時代だったか、本などまったく読まなかった私がなぜか三浦氏の「塩狩峠」は読んでいた。そういえばあの時もなぜその本を手に取ったのか、今さらながらまったく覚えていないが、今にして思えば、その頃からかすかに抱き始めた“宗教”や“自己犠牲”といった言葉への好奇心故だったのかもしれない。

 そういえば、今回この『光あるうちに』を購入する数日前、私は速水御舟の美術展を訪れていた。彼の代表作“炎舞”のたった一枚を観る為に、雨の中恵比寿の山種美術館へ出向いたのだ。

 雨の平日にもかかわらず混み合った館内で、かねてからの念願だった一枚“炎舞”をじっくりと眺める。

 ふとその絵とは別に、同時期に描かれた二枚の絵が気になった。
 同様に昆虫と光を題材とした似たような構図。遥か彼方の“光”を中心に舞飛ぶ蛾の群れ。あれはいわゆる“Devine Light”というものだったのかもと、今にして思うけれど、それらの絵のモチーフだった“光”を意識したからこそ、この本を手に取ったのかもしれない。

 速水御舟作“炎舞”については、以前の記事「虫と我が舞い散る煩悩の火炎」で。

 それにしても、なんでまた三部作の第二作目を最初に手にしちまったのやら。順番が気になるOCD症候群の身の上として、よくもまた第二作目から読み始めたもんだと我ながらふと思う。

200911171656
posted at 2009/11/17 16:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍批評
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