真夜中の五分前 side-A―本多孝好著

2009年12月17日
 12月17日、こんな本を読んだ。

真夜中の五分前 side-A―本多孝好著/新潮社―新潮文庫 
 
 
 
 
  真夜中の五分前 side-A
   ― five minutes to tomorrow side-A ―

 本多孝好著
 新潮社―新潮文庫
 
 少し遅れた時計を好んで使った恋人が、六年前に死んだ。いま、小さな広告代理店に勤める僕の時間は、あの日からずっと五分ズレたままだ。そんな僕の前に突然現れた、一卵性双生児のかすみ。彼女が秘密の恋を打ち明けたとき、現実は思いもよらぬ世界へ僕を押しやった。洒落た語りも魅力的な、side-Aから始まる新感覚の恋愛小説。偶然の出会いが運命の環を廻し、愛の奇蹟を奏で出す。(裏表紙紹介)


 本多孝好氏の最新作「WILL」発売に合わせて平済みされていた旧作「MOMENT」を手に取ってしまってこの方にハマり、でも最新作の値段にちと悩み、同氏の旧作文庫本をごっそりまとめ買いした中の一冊だった。

 恋愛小説ってだけで少々引き、はじめはどうにもページが進まなかったのだが、話が複雑になるにつれ少しずつ引き込まれていく。
 


 頁を開く前にふと思い立ち、BGM“iTunes”の設定をひさびさに変えてみる。このところ“Chopin/Ashkenazy”の夜想曲全集二枚組だけを突っ込んだ“iTunes”の“PlayList”を延々と掛けっ放しにしていたのだけれど、ふといつもと気分を変えたくなったのだ。全曲リスト“shuffle”に変更。

 この小説には一体どんな曲が似あうものか。

“Jan Hammer Group”の静かな曲は結構よかった。だが“Heart”は少々ハード過ぎる。“Yasuaki Shimizu & Saxophonettes”は結構ピッタリかも知れない。“Donald Fagen”もボーカルが出しゃばらず悪くない。

 しばらく読み進んでからまたふと目を上げると、今度は“Dire Straits”のギターが小刻みにリズムを刻む。悪くはないが、合っているとも云い難い。

“Bobby Caldwell”のラブソングは、あまりにベタ過ぎてちとパス。ふと聞きなれたトライアングルの音が…、あっ。“Beethoven/Barenboim”の第九番合唱の第四楽章が始まる。ちと別世界に行っちまうからこれもパス。

 その後は“Enya”のインストゥルメンタルなどもいい感じだったけれど、静かすぎてちと物足りない。

“Pink Floyd”の“Learn to Fly”は大好きな曲だけど、合うかといえば合うはずもないし、でもまさか“Carl Orff”の“Carmina Burana”よりはまだマシだしで…。

 結局のところ雰囲気の合っていたのは“Yasuaki Shimizu & Saxophonettes”の“CELLO SUITEが”いちばんピッタリあっていた。



 で、内容はといえば、“side-A”だけではどうにも落ち着かず、“side-B”を読み終えないことにはなんとも云えない。

 てか、“side-A”をあんなとこで終わるなら、なんでまた一冊にしないんだぁ!って感じ。

200912170627
posted at 2009/12/17 06:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍批評
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。