陰の季節―横山秀夫著

2009年11月30日
 11月30日、こんな本を読んだ。

陰の季節―横山秀夫著/文藝春秋―文春文庫
 
  陰の季節

 横山秀夫著
 文藝春秋/文春文庫
 ・陰の季節
 ・地の声
 ・黒い線
 ・鞄 

 警察一家の要となる人事担当の二渡真治は、天下り先ポストに固執する大物OBの説得にあたる。にべもなく撥ねつけられた二渡が周囲を探るうち、ある未解決事件が浮かび上がってきた……。「まったく新しい警察小説の誕生!」と選考委員の激賞を浴びた第5回松本清張賞受賞作を表題作とするD県警シリーズ第1弾。(裏表紙紹介)


 『クライマーズ・ハイ』以来この方の作品をいくつか追っかけているのだけれど、このスピード感は一体何ものなんでしょう。
 
 そのスピード感が、話の展開のせいなのか、文体のせいなのか、改行の多い形体のせいなのかはわからないが、どこか煽られるように毎回一気に読み進んでしまう。

 それにしても一般人も一切出てこなければ、普通の犯人もまったく登場せず、事件も容疑者も真犯人さえもがすべて警察の中ってのがまた面白いけどちと不安。いわゆる“普通の”推理小説や“普通の”サスペンスなんてものをあまり読まないから、実際“普通の”ってのもよく知らないけれど、この本だけを読んだとしてもやはり異様には違いない。比較する為に“普通の”ってのも読んでみるかな。

 作者が以前は記者をしていたとかとどこかで読んだけれど、記者してるだけでそんな内部まで見えてくるものなのだろうか。その道のプロ達が「まったく新しい…」って驚くんだからまぁ無理もないけれど、一体どこまで覗いていたのかと不思議になる。

200911302043
posted at 2009/11/30 20:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍批評
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