ポピーの世界と創造主の世界

2004年07月27日
 ケーブルTVでは毎回見ることができなかったポピー。

POPEE the ぱ フォーマーVol.1 ポピー・ザ・ぱフォーマーVol1 .2 .3

 サーカスの道化師ポピーとお面顔の相棒ケダモノが、壁に描かれた動かぬ観客の前で繰り広げるシュールでブラックなネタには、毎回救いが全く存在しない。負けず嫌いなポピーの無理な要求を、お人よしのケダモノは毎度断れず、最後は必ず誰かの死を招く。

原作 増田龍治/増田若子
脚本監督 増田龍治 音楽 手塚理
増田龍治氏公式サイト⇒リンク
増田監督氏公認非公式サイト⇒リンク

 DVDを借り念願叶ってやっと全話をチェックすることができた。

 ある一話での話。
 
POPEE the ぱ フォーマーVol.2 ふとしたことからポピーに殺されたケダモノは、気が付くと天使になっていた。自分が殺される瞬間に戻りどうにか止めようとするのだが、失敗してポピーも殺してしまう。また天使になって目を覚ましたケダモノは、再び止めようとするのだがまたまた失敗。何度も繰り返すうちにふと振り返ると、殺された自分達が何百人も同じ様に自分を見守っていた。



 改めて通して見てみると、このあまりにブラックなCGアニメがケーブルTVのキッズチャンネルで放映されていたのも少々意外である。実際子供の為のソースと思っていたそのチャンネルが、子供だけの為とは限らないと考えてみれば、さほど不思議なことでもないが…。

POPEE the ぱ フォーマーVol.3 毎度毎度殺したり殺されたりと、その内容は辛辣なものだが、結局次の話ではちゃんと生き返らせてもらっているのだから、その辛辣さもある意味子供向けなトーンかも知れない。創造主が神だとすれば、神様である増田氏は話の数だけ生き返らせてくれるはずである。まさしくその限られた世界は、神様の頭の中の産物なのだ。アニメとはそういうものであろう。

 最近の技術では、この程度の(単なる動画としての)CGアニメは趣味の領域でもほとんど可能になりつつある。だとしてもこのストーリーの世界観やキャラクターに毎回のネタまで含め考えれば、同等に比較できる作品も少ないのではと思える。ちと持ち上げすぎとも思えるが、私はそれほど気に入っている。
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posted at 2004/07/27 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 放送批評
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