根性大根と名も無きニンジン

2006年02月07日
 まぁなんと平和な国か。大根を救出し、手術を施し、そして回復が芳しくないからと今度はクローン化するという。

 「クローンかぁ?」…等と茶化しつつ、実は我が家の台所にも、似たような者が…。

我が家の根性ニンジン根性ニンジン
 名はまだ無い…。

 名を付けると情が湧くのだ。情が湧いて何かあったら、困るではないか。だから名前は付けん。
 


 あれは大晦日だっただろうか。確かカレーを作ろうと人参をまな板に乗せた時のこと。今では珍しく1センチ程の新芽が出ていた。

 ん?、ん…、ん〜、切って捨てるのもなぁ…。

 だが切らないと人参は料理できない。長生きは期待できないが、一応水に浸けて育ててみるか。私は切り落とした部分を小皿に入れ水を張った。名前を付ける以前に、その瞬間にすでに情は湧いていた。

 看護がいいのか、燦燦と輝く台所の蛍光灯を目指し彼はすくすくと芽を伸ばす。

 一週間後の1月7日、切り刻んで七草粥にでもと脅してみるものの、そんな言葉も意に介さず、美しく繊細な青葉をさらに伸ばしていく。 

 ふむ、振り返ればもう一月経ったのか。あぁ、さらに情が湧きそうで悩むなぁ。



 ところで、大晦日の救出劇から数日後にカレーを作る際に残していた人参を再び料理しようとした時のこと。私は思わず芽の存在を確かめてしまった。

 「ふー、芽は出ていないな。安心…」と、思った瞬間、私は小さな突起を見つけた。やば、芽が出掛かってる。あたた。

 その瞬間にすでに二度目の情が湧いていた。 

我が家の根性ニンジン…弟根性ニンジン 弟
 名はやはり無い…。

 参ったなぁ。しかし、名前なんて絶対付けんぞ。名前なんて付けたら、さらに情が湧くのは目に見えている。

 とはいえ、台所に立つ度につい水を足し、皿のぬめりを取り、新芽の伸び具合を確かめずにはいられない。名前なんて、付けなくたって一旦湧いた情はつのっていくものだな。
posted at 2006/02/07 01:31 | Comment(0) | TrackBack(1) | 雑題雑想
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