たったひとつのCF

2004年07月20日
このCFには、とにかく打ちのめされた。

公共広告機構のCFならまだしも、生命保険会社のCFとしてこのようなコンセプトや映像が送り出されるとは思っても見なかった。

明治生命TV-CF(2001年)
「たったひとつのたからもの−懸命」篇
(明治生命あなたに会えてシリーズ)

加藤秋雪君の6年間の生涯に残された数々の思い出の写真と、小田和正歌う彼の曲『言葉にできない』のみによるその60秒のCM映像は、異例の反響を呼んだ。

CFコピー
「縦書きテロップ」と(スチール写真)のみ
 −・−・−・−・−・−
「平成4年10月19日神様からの贈り物が届きました。」
(写真:「命名秋雪」の書のかたわらで眠る姿)

「生後1ヶ月
 ダウン症と判明合併症が原因で
 余命1年と告げられる。」
(写真:母の抱かれ海を見る姿)

「それでも 少しずつ
 大きくなっていく姿を 見るよろこび。」
(写真:公園で母とお弁当を味わう姿)

「何を見ても 何をしても
 あなたは うれしそうでした。」
(写真:滑り台の上で父に抱かれる姿)
(写真:部屋で父と寝そべる姿)

「運動会 1歩1歩ゴールをめざしました。」
(運動会 かけっこのゴールに進む姿)

「生きる・・・。ただ精一杯 生きる。」
(写真:一人しっかりと歩く姿)

「秋雪と過ごした6年の日々。」
(写真:部屋で絵本を楽しむ姿)
(写真:ミニプールで水遊びを楽しむ姿)

「あなたに出会わなければ
 知らなかったこと・・・。」
(写真:父にぎゅっと抱きしめられる姿)

「ありがとう。」

「明治生命」

 −・−・−・−・−・−
BGM
小田和正『言葉にできない』

♪La- La- La- LaLa- La-
 ♪言葉にできない

♪あなたに逢えて
 ♪本当によかった

♪嬉しくて嬉しくて
 ♪言葉にできない

♪La- La- La- LaLa- La-
 ♪言葉にできない

いかにもお涙頂戴式の映画やドラマはあまり好みでないのだが、これを生命保険会社がテレビCMでやってしまうことに衝撃すら覚えた。
CMという短時間の枠内で表現する難しさや、イメージを大事にするが故に、タブーを犯し反感を買うことを極端に恐れる風潮を吹き飛ばした気がする。

たった数十秒の映像でも、これほどまでに人の琴線を揺さぶることができるとは驚きである。
このCM以前から、小田和正氏の歌声がやけに琴線に触れやすいことは意識していたのだが、このCMを見た後はさらに敏感になってしまった。
2004/07/20…by映太郎
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この記事は、
YahooGeoCities版★映太郎の映像批評★
2004/07/20/Log-no0019記事
≪「たったひとつのたからもの−懸命」篇≫より移植
posted at 2004/07/20 00:00 | Comment(0) | TrackBack(1) | 広告批評
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