スキームの意外な意味と用法

2006年01月26日
 ライブドア関連の報道にその言葉が頻繁に登場する。

 スキーム

 そんな言葉が飛び交う職場、私は出入りしたこともない。まぁそれでも以前からたまには耳にしていたのだが、意味はなんとなくしか判らなかった。

 毎度毎度周囲の単語から適当に想像していたのだが、漠然と浮かぶイメージを確かめるため、あらためて検索してみた。

 検索リスト上位で誘う判りやすそうなリンクを開いてみる。
 
10分でわかる「スキーム」の意味と使い方

【どういう意味?】
「枠組みを伴った計画」や「計画を伴う枠組み」のことです。
by 三省堂ワードワイズ・ウェブ
―10分でわかる「スキーム」⇒リンク

 なんだかなぁ…。

 それって、「判るようで判らぬ」ような「判らぬようで判る」ような、でも結局「さっぱり判らん」てば。ふむ、やっぱ変な説明よか英和辞書の方がよさそうである。教えてくれたスペルを有難く頂戴し、あらためて検索してみる。

 スキーム=scheme

scheme
1.陰謀、たくらみ
2.計画、企画、案
  ・ a business scheme 事業計画
  ・ a new scheme for electrification電化の新計画
  ・ carry out [lay down] a scheme計画を実行する[たてる].
3.実行不可能な計画.
4.しくみ, 構成, 体系, 組織;配列;配色
5.表;図表, 図解.
6.天象図
(Yahoo/プログレッシブ英和中辞典第4版/JapanKnowledge)

 いきなり出てきた「陰謀」という単語にはさずがに驚いた。だが、この言葉、どうも微妙な意味をはらんでいるようである。

 “陰謀”とか“たくらみ”といった意味のこの言葉を、結果的に彼らが多用しているというのも面白い。

 株取引上のルールの盲点を突いた彼らの株式運用は、ルールに反していなくとも、その運用の裏には悪意なき悪意の満ちた意図が見え隠れするというが、ふむ、このスキームという言葉の用法にもどこか通じるところがある。

 そこには“計画”とか“しくみ”などという意味もあるのだから、使い方は何も間違っていない。だがそこに、その言葉を使う者も自覚なき、悪意に満ちた意味が潜んでいたなんて。

 「ルールに従ってりゃ何も悪くないだろ!」

 性善説の上に定められたルールの隙間をすり抜けてきた者が、結果的にこの言葉を好んで使っていたということが、絡めて考えれば考えるほどなんとも皮肉で面白い。

 まぁ、そんな意図などまったく意識せず使っている人がほとんどだとは思うけれど。 

 ちなみに、先の「三省堂ワードワイズ・ウェブ」がさらに余計なお世話な情報を紹介していた。

 「国立国語研究所の調査では、スキームの意味が分かる人は国民の25%未満でした。」

 ほー、25%ねぇ。
 まったく…、関係ない者にとってはやはり大きなお世話なうんちくでしかなかった。
posted at 2006/01/26 02:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘雑録
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/12282844
※確認及び承認されたトラックバックのみ表示されます。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。