真っ白に輝く新たな巨塔

2004年07月19日
今回の白い巨塔リメーク:唐沢×江口版制作発表がされた時は複雑な心境だった。

白い巨塔 
(2003/フジテレビ)
野望に燃え教授の座とその権力に執着する財前五郎(唐沢寿明)と、ひたすら患者のケアと癌研究に没頭する里見修二(江口洋介)。浪速医科大学のその二人の助教授が、互いに相手のスタイルを否定しながらも、固い友情を保ち続ける。派閥争いの末、教授の座についた財前五郎は医局員の医療ミスにより医療裁判の被告となる。敗訴判決を受けいれず、控訴を申し立てる彼の身体は…。

最終回放送後の報道では、
その視聴率の異例さを伝えていた。
---1978年に製作された田宮二郎版は、最終回放映目前の田宮二郎の猟銃自殺により、空前の視聴率31,4%を記録するが、5度目の映像化となる今回の放送では、その記録を越え平均32,1%(関西地域では平均39,9%)、瞬間36,9%(関西地域では45,7%)を記録。ドラマ視聴率の金字塔を打ち立てることとなる。---

小学生時代に見た田宮二郎と山本學のイメージはあまりに強烈だったため、初めは唐沢寿明と江口洋介に期待していなかった。

正直言って唐沢寿明に対しても良い印象を持っていなかったのだが、結果的にはそれが私の中での大ドンデン返しのきっかけになったらしい。

江口洋介に関しては、『救命病棟24時』のイメージが上手い具合に活かされいた。フジTVが彼を起用した理由もその辺りだと想像するが、後半はすっかり唐沢寿明に食われっ放しだった感がある。

 −・−・−・−

彼ら以外のキャストも異例の豪華配役だったが、主役を頂点とした“いいピラミッド”状態だったように思える。

脇役が主役食ったり、脇役が端役に食われたり、時には端役より通行人が目立ったりなんてこともたまにある。今回のキャスティングがこのドラマの成功した最大の要因ではないかとも私は思っている。もちろん原作の評価は別問題だが。

それにしても、伊藤英明の役どころは美味しいそうだった。優柔不断さと、小さくともしっかりとした正義感が揺れ動く雰囲気は、演技というよりも彼が本来持ち合わる素のキャラによるモノなのかと思ってしまう…少々の不安と期待を彼の将来に込めて。

 −・−・−・−

最も期待し、結果的にも最も気に入っているのは加古隆のテーマ曲である。
元々NHK『映像の世紀』の彼の曲が好きで、第一回放送前から何よりも期待していたのだが、期待は全く裏切られなかった。
加古隆のテーマ曲は、単なるテレビドラマをそれは崇高なテレビ映画に変えていた。
2004/07/19…by映太郎

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この記事は、
YahooGeoCities版★映太郎の映像批評★
2004/07/19/Log-no0016記事
≪白い巨塔≫より移植
posted at 2004/07/19 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 放送批評
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