博士の愛した数式って一体?

2006年01月23日
 ふむ、意外と気になるテーマである。

小川洋子著 博士の愛した数式小川洋子著
 博士の愛した数式

「ぼくの記憶は、80分しかもたない…」

映画「博士の愛した数式」
公式サイト⇒リンク

 で、自分の記憶が80分しか持たないってことは、どうして覚えてるんだ? …え? おいおい!。
 
 まぁそんな不躾な突っ込みでこの作品のファンの気分を害するつもりはない。誉めて買わない客と、文句を言いつつ買う客よろしく、興味があり観たいと思うからこその疑問である。知りたい、だから観ようか…疑問が興味になり鑑賞意欲が湧くものでもあるし。



 それはともかく、話の結末はまったく知らないのだが、最近この手の“記憶の有無や記憶の消失による悲しみ”を描いた作品が少々目立ってきた気がする。

 消しゴムがどうのとか言っていたどこぞの映画も、どうやらその辺りがモチーフになっているようだし。

 今まで、涙の感動作とか言いながら必ずや人の死や別れをその感“動”のきっかけとするような話がやたら多かった。特にその傾向が著しかった邦画はどうも苦手であった。

 意図された泣かせ処と、私の泣き処が妙にズレていたせいでもあるのだと、無感動の原因は或る程度は自覚していても、その「どうだっ泣け!これでもか!泣け!」という製作者の恩着せがましい意図が、どうにも鬱陶しくて観ていられなかった。

 かねがね思っていた。何が悲しいって、誰かに忘れられること、誰かを忘れること、そんなことこそ人にとって最も悲しいことではないか。そんな私には、この“博士の愛した数式”のモチーフは、少々興味深い。

 たまには劇場でも行ってみるか。たまには劇場で観てみるかな。



 ところで、結局のところやっぱり何か突っ込みたい私、公開初日のテレビCMについて一言言わせてもらうことにする。

 ロードショー公開された1月21(土)の深夜、TVCMの画面に現れた文字は、予定通りのお決まり文句であった。

 大ヒット上映中!

 おいおい、まだ一日しか上映してないのに、初日の晩にそんなこと言っていいのか? そりゃ前売り券の発売状況も含めて判断すれば、前評判くらいは判るだろうけれど、初日に満員になったくらいで大ヒットなんて言って満足してる程度じゃ、こりゃ急がんとすぐ終わりそうな気がしてくるなぁ。

 ふむ、そう思わせて劇場に急がせる所、或る意味かなりの宣伝上手かも知れん。まったく…、邦画もあなどれん。

 天邪鬼なワタクシ、やっぱレンタルまで待つことにするかな。
posted at 2006/01/23 18:09 | Comment(8) | TrackBack(1) | 映像批評
この記事へのコメント
こんにちは。
フラリと遊びに寄らせて頂きました。
気になるのでチェックしてみようヽ(´ー`)ノ
Posted by プラスさん at 2006年01月23日 18:28
確かに ヽ(;´Д`)ノわらいすぎた〜っ!!
絶賛前売り中ってのもおかしいですよね
Posted by はいぱあ at 2006年01月23日 18:55
>「プラスさん」さん
どもです。

で…。
不動産屋さんがブログを開設してるんですか? それともブログ自体が不動産屋さんなんでしょうか。

なぞですねぇ。
私は東京なんで、大阪の物件紹介されてもなぁ。

ってことで、大阪の不動産物件探してる方は私の代わりに冷やかしチェックしてみてくれませんかねぇ。

記事が物件ばっかではコメントしようにもなぁ。ほんじゃ大阪にでも引っ越すか。
Posted by 映太郎 at 2006年01月23日 19:24
>はいぱあさん、どもです。
まっ、どうせ彼らの常套句なんで気にすることもないんですがね。気になる作品だと、それはそれでも結構気になるものです。
Posted by 映太郎 at 2006年01月23日 19:27
え〜と、泣く映画ではありませんでしたが
これまた癒し系の映画でした。

確か第一回本屋大賞に選ばれたんですよね、
この原作。
こういう本を読んでみてくださいよという
売り手の願い。(笑)

昨年は確かに記憶ものの映画がとても多くて
結構話題になりましたね。
個人的には「エターナルサンシャイン」のほうが
好きですけど。

話題になってるなら行こうかという、あおりは
どうかと思いますが、最近の邦画は意外に
おもしろいですよ。
Posted by Ageha at 2006年02月06日 17:35
>Agehaさん、度々どうも。
 売り手の願いねぇ…。まぁ読書が苦手な私には、そんな売り文句も本に興味を抱かせてくれる手助けになりますから、まぁそれも善しかな。

 記憶に関しては、私も20年も前から考えてきたモチーフなので、ヤラれたって感じです。アルツハイマーの祖父との会話が必ず思い起こされます。
 一番身近で一番優しかった祖父に「誰?」とかって言われてしまうと、途方も無く悲しくなったものですからね。

 「エターナルサンシャイン」?…どんな作品なのか。知りませんなぁ。ちと調べます。
Posted by 映太郎 at 2006年02月06日 19:13
「エターナルサンシャイン」のエントリも
そういえば、書きましたのでよろしかったら
また遊びに来てくださいませ。

うちもなくなったおばあちゃんは入院してから
すっかり認知症になってしまって
・・・それでも笑顔で接するってのはつらかったです。
身内で大好きでそこに利害がなくても
身の回りの世話をするのはしんどいもんです。
仕事を越えてその人の人間性にひかれて
博士がなくなるまで友達としてずっとつきあっていく
家政婦親子ってのはすごく人間できてると
思いましたよ。
それだけ博士が魅力的だったのかもしれないですが。
Posted by Ageha at 2006年02月09日 00:26
>Agehaさん、マイドです。
劇場へ行くほどでもないけれど、やはりちょっと気になってきました。DVDレンタル待てるかな。
Posted by 映太郎 at 2006年02月13日 08:23
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