広告の無い別世界

2004年12月03日
テレビ東京ワールドビジネスサテライトで新種の地下鉄広告を取り扱っていた。

地下鉄大江戸線の車両基地。客のいない車内では広告代理店の社員が、体重計のタニタの広告ステッカーを床に貼っている

つり革につかまった人がちょうど立つ位置の足元に貼られる実物大の体重計の広告写真。ふと見下ろすと体重が表示されているというものだ。

随分イヤらしいことするもんだ…
 まぁ、
実物じゃないだけましか…

座席にまで貼ってしまうのかと驚いたが、座席の写真は置いてあるだけだった。座席にまで貼るのも有り得るが、それこそほんとに体重が表示されそうで恐ろしい。さすがにそりゃないだろと思うが早いか、別の車両の映像が映ると座席広告まで存在していた。サントリーのスポーツ飲料ダカラの広告が印刷された座席が紹介された。

結局ナンデモありじゃん…

 −・−・−・−・−・−

世の中広告で溢れている。
そのお陰で、運賃が安くなったり、街が綺麗になったり、メリットもかなりあるからこそどんどん増えているのだろう。

私は広告を専攻していたせいもあって、様々な広告や新たな広告を見つけるのも楽しみである。だからあまり苦にならない。しかし、これら広告を見たくないとしたら、その権利はどこまで受け入れられるだろうか。

渋谷新宿の街中でいくら広告を見てもさほど気にならない。公園のトイレを綺麗に保つにもお金が掛かるのだから、PSP埋め込み便器でも作ってその広告収入でメンテナンス費用をまかなったとしてもそれほど文句を言う人はいないだろう。

トイレの隣同士でもいきなり対戦!
麻雀格闘倶楽部&PSP1212発売!

…なんて

 −・−・−・−

だが文化財なら別問題である。
奈良や京都の文化財が広告にまみれたとしたら人々はどんな反応をするだろう。

東大寺大仏殿の改修費用を
 まかなうため大仏広告出現!

…なんと

ある日大仏を見学にいったら、おでこに何かが貼ってある。

PSP1212発売!
大仏様の頭ん中もPSPでイッパイ!

…ありえねぇ

 −・−・−・−・−・−

その昔タバコの煙に文句をいう人などいなかった。
それが今では嫌煙権という名前で守られるべきものになっている。
ならばそのうちいつかは登場するだろう。

嫌広告権

実際それに近い法律が存在する国もあるというではないか。街中の広告が制限されるなどのように。ならばそんな権利や考え方がもっと身近な生活空間に適用されてもおかしくないはずである。

かくいう私は時代に逆行して
 “嫌煙権”を求めたいのだが、無理か…


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posted at 2004/12/03 01:37 | Comment(6) | TrackBack(2) | 広告批評
この記事へのコメント
TB、コメントありがとうございました。

「運賃が安くなったり」というのは疑問ですが、大きな赤字を背負っている都営地下鉄(東京都交通局)では、できるだ多く広告収入を得るために、企業側のニーズに応えていくことはやむ負えないことなのでしょう。でも床はやめて欲しい・・・。

「PSP埋め込み便器」いいですね〜。トイレに何時間とこもる人が出てくるかもしれません。トイレ利用時間制限なんてできたりして。
Posted by small★water at 2004年12月05日 16:06
>small★waterさん、コニャニャチワ!

運賃収入と広告収入を分けて考えてみますと、
“広告収入はあくまで乗客あってナンボの世界ですから、運賃収入を補助するべきものでなくてはならない”…と、思います。
まぁ、実際分けてなんか考えないでしょうが。

ところで、
男子小用の朝顔の中に、ハエの絵のシールを貼ったところ、みなソレを狙って用を足すため、清掃者の負担が軽減されたという話をテレビで見ました。

ということは、
ソコは人が“見る”ところということで、広告の余地ありと言えるかも…。
Posted by 映太郎 at 2004年12月05日 17:43
>男子小用の朝顔の中に、ハエの絵のシールを貼ったところ、みなソレを狙って用を足すため、清掃者の負担が軽減された

面白いですね。確かにソコに何か置いてあったら狙いたくもなりますわな(笑)
探せば広告するところなんか色々あるもんですねぇ。
Posted by small★water at 2004年12月06日 11:48
>small★waterさん、オハヨッす!

飲み屋の朝顔
にはアイスがよく入れてありますよね。みんなアレを一生懸命溶かそうとして狙っているんだろうな。

それって、
まんまとひっかかってたってことでしょう。

まんまとソレに引っ掛かかり、
せっせとソレに引っ掛ける男たち…ってとこかな。
Posted by 映太郎 at 2004年12月06日 11:58
貼っていたのは、広告代理店の社員でなく、都営の関連会社施工専門の方ですよ。
それに、あれは体組成計といって、体重が表示してあるのは8枚貼ってあるうちの1つです。
こうやってあなたに取り上げられただけでも、広告した甲斐があったようですね。
Posted by at 2004年12月12日 00:33
誰が貼っていたのかはどうでもいいんですけどね。
詳しいところ…関係者の方だったりして。

目立つ事が広告の本望であるからには、
何から何まで目立つ方がメリットは大きいはず。

広告本体の効果より、その特異な存在が第一に目立ってワイドショーやこんなブログで取り上げられ効果を稼ぐ広告も最近多いように思えます。

大抵そんな広告は一番手が一番得なんですよね。

どう見たって、
「初」という文字が欲しくて考えただけのような広告も見受けられます。楽しませてもらえるならどちらでも構いませんが…。
Posted by 映太郎 at 2004年12月12日 02:37
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「文字が出す騒音」
Excerpt: 健康器具メーカーのタニタは、先月から都営地下鉄で変わった広告を始めた。写真のように、地下鉄の床にタニタの主力商品である体重計の写真を貼るというもの。いままでに見たことない宣伝方法だ。電車の側面広告はも..
Weblog: small★water
Tracked: 2004-12-04 19:00

タニタ、都営地下鉄での床面広告を展開
Excerpt: まだここに電車の広告媒体が残っていたか
Weblog: 流れにまかせるコト
Tracked: 2004-12-04 21:41
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