何日か前のと或る暑い日の夕暮れ。仕事帰りにやっとこさ辿り着いた自宅最寄の地下鉄駅のエレベーターで、私はちょっと驚き、ちょっと嬉しくなった上に若干恥ずかしくなった。
地上に上がるエレベーター前では、部活帰りらしき4〜5人の高校生がくたびれたスポーツバッグと共に床にへたり込んで待っていた。
私の後ろにはベビーカーを押した母親、そしてその後に若いOL。高校生のデカいバッグがなければ皆が乗れそうなもの、いかんせんかなり大きなそのバッグを含めるとどうみても高校生以外は乗れなかった。そこにエレベーターが到着する。
扉が開く直前、「まぁしょうがない。次のを待つか…」と諦めた私の傍らで、高校生の一人が仲間に意外な言葉をつぶやいた。
「おぃ、俺ら次にしようぜ…」
彼がキャプテンなのかそれとも先輩なのか、仲間は何も言わず頷きもせずに従い座ったままで私たちを見送った。
「きっとコイツらが乗って一杯になる。きっとコイツらのバッグが邪魔になって他には誰も乗れないに違いない。きっとコイツらは乗れなくなった他の客のことなど考えないに違いない」…そう見下していた自分が情けなくなった。そんな風に決め付けた自分が恥ずかしくなった。
高校生の横を通り抜ける際、私はなんとか小声で高校生の一人に耳打ちした。
「ありがとっ」
照れくさいのか、高校生は聞こえないふりをしてるようだった。
エレベーターを降りて家に向かう道、私は心の中で何度も呟いていた。
「お前ら、カッコいいよ。超カッコいいよ」
彼らの目の前で、他の客にも聞こえるように大声で言ってあげればよかったと後悔した。
「お前ら、カッコいいぞ! 超カッコいいぞ!」
ブランクが長くなってしまったせいか、日々の出来事にしても大した事ではブログ再開のきっかけにもならず、ホコリまみれのブログはさらに遠のくという始末だった。が、そんなこんなの処に思わず記事にしたくなるような出来事だった。
お前ら超カッコいいぞ! |
| 2008年09月02日 |
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しっかりチェックされてたとは…(;ーー)
お仕事がんばってください。股のお腰をお待ちしております…(^^)