フィアレス… 恐怖の向こう側

2005年12月12日
 最近この男にハマっている。

フィアレス 恐怖の向こう側ジェフ・ブリッジズ主演
 フィアレス 恐怖の向こう側
(1993年アメリカ)

タイトルに変なモノを期待してはいけない。これはヒューマンドラマである。

 初めて出会ったのはたしか「シャレード’78」だった。当時一世を風靡したファラ・フォーセット・メージャースと共演していたが、あの頃は「地味な役者だなぁコイツ…」などと大して気にもしなかった。

 ありゃ共演者が派手過ぎたからだろうか。
 


 自分の求めているテーマにぴったりの作品というのはそうは出会えないものである。だがそんな映画は結構ピンと感じることがある。久しぶりにそんなBingoに出くわした。

フィアレス
 ―恐怖の向こう側―

 主人公は飛行機事故で九死に一生を得る。生還を機に彼はそれまでの不安症や恐怖、さらには生理的なアレルギーまでをもなぜか克服してしまう。

 事故後付きまとうセラピストや弁護士を相手にせず、家族や自分自身のことまでもさしおき、彼は同じ事故で子供を失った生還者の女性をいたわる。

 子供の死に責任を感じ続ける彼女を見かねた彼は、彼女を車の後部座席に座らせ、その“瞬間”を再現すべくアクセルを踏む。

 その“再現”の瞬間、高鳴るエンジン音と共にU2の曲が流れ出すと、私の涙腺はまたもや壊れてしまった。



 導入は「アンブレイカブル」のようで、それが「K-PAX」のように静かに展開し、でもそれが徐々に「シックスセンス」のように思え、その後これはもしや「ジェイコブズ・ラダー」的なのかと疑わせ、で結局は…。

 まぁ奇抜な落ちや予想外の展開に意表をつくどんでん返しと、監督の思考嗜好に観客の嗜好志向は様々だろうが、私は“この手お話”が好きである。シックスセンスのキャッチコピーにひっかかるような人は見なくてよろし。

 オチが知れたくらいで価値が半減するような映画、そんなモンは観なくてもよろし。

 追伸…幼い子供を失った女性が主人公に連れられクリスマス商戦まっさかりのデパートへ出掛けるシーンがなんともせつなくて堪らない。

 それにしても、U2は当分聴けそうにない。
posted at 2005/12/12 18:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映像批評
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