観ずして語る愚かな映画批評

2005年12月05日
 原案が悪いのか、紹介コメントが悪いのか、はたまた観る前に内容を読んでしまった私が悪いのか。 

 この映画、興味はあるのだがどうも観る気がしない。

DVD「トーク・トゥ・ハー」 リミテッド・エディショントーク・トゥ・ハー 

献身的な看護の果て、男性看護士はいつしか昏睡状態の女性を愛しそしてそんな状態の彼女を“ 愛 ”してしまう

 その設定に、正直生理的な抵抗感が先立って観る気にならない。

 ネタバレには何の抵抗感もなかったが、内容紹介で知ってしまったそのネタに抵抗を感じてしまった私がやはり悪いのか…。
 
 まともな映画なら、数々のシーンや状況には何の無駄も無意味な設定も存在しないはず。だとすればこの映画の登場人物のそんな行動も、物語の展開に必要不可欠なものだったとは理解できる。

 だが、それにしてもやはりその状況を想像すると、生理的には拒絶してしまう。

 goo映画でストーリーを詳しく紹介している。ネタバレお構い無しならあらすじをお読みになるとよい。紹介ページ⇒リンク

 観てもいないのに批評することほど無意味なこともないとは十分承知しているが、或る意味観る前からこれほど考えさせられる作品も少ないかも知れぬ。

 物語とは、鑑賞者を意図された展開に導くための緊張と緩和の繰り返しである。時に大きな緩和を必要とする時には、それに相応した大きな緊張が、その前段で繰り広げられる。

 生理的にも拒絶したくなるほどの緊張や抵抗感は、その後には必ずそれに見合うだけの緩和や安らぎが用意されているはず。そう考えると、観る前からこれほど心を動かされる物語は、それだけ大きな安らぎに満ちたエンディングが用意されているのかも知れない。だがそれを想像したところで、やはり今の所は観る勇気がない。

 人はそれを“食わず嫌い”という…

 そうかも知れない。結局は“食わず嫌い”なのである。しかしその“食わず嫌い”という言葉にさえ抵抗を感じる私は、「いや、いつかは観るつもり…」などと考えてはいる。

 この映画、一体いつになったら観れるのか…。
posted at 2005/12/05 16:57 | Comment(4) | TrackBack(0) | 映像批評
この記事へのコメント
こんにちは。
この映画私も見る気になれませんでした。
いまでも見ていません。
この映画を見た方も
「う〜ん、人には薦めにくい・・・」って。

映画はほんの少しでも見たあとに不快感があっては
いけないと思うのです。

あっ、「ワンモアタイム」そんなにドロドロしてませんよ。楽しめます。そしてちょっぴり泣けます。
Posted by bike at 2005年12月06日 15:48
>bikeさん
≫不快感があってはいけないと…
私もそうだとは思いますが、監督が意図しての表現なら、それも映画ではないかと思います。

観客の不快感を意図してなら論外ですが、記事でも書いたように、何かと対比させたり展開上必要で描いたシーンだとしたら、その不快感や衝撃があってこそのエンディングが待っているはずですから。

かくいう私は、ホラー、アクション、スプラッター系が苦手です。そのクセ、悲惨すぎて…と言われがちな「火垂るの墓」を何度も観る人間です。

ちなみに、BSフジで「トークトゥハー」を結局観ました。不安を抱えながら観た割には、想像したようなリアルなシーンはなく、内容はもっとメンタルなものでした。なんだかんだ言っても、結局は観てよかったと思っています。

ワンモアタイム…近所のレンタル店に置いてあるかな。
Posted by 映太郎 at 2005年12月06日 17:56
うっ、すでに見るつもりで書かれたのですか?(笑)

そうですね、意図された不快感ならそれもまた必要なのかもしれません。ただ昔は不快なシーンがなくても感動する映画ってたくさんありました。
私は直接的な表現より間接的な表現で見る人にその場面を想像させるほうが好きです。
「ゴットファーザー」も残酷で見れない場面が多い私は映画の本当の良さ知らないのかもしれませんが。

ワンモアタイム・・・きっと近所のお店にありますよ〜
Posted by bike at 2005年12月07日 14:10
>bikeさん
まぁ結局観てみると、想像していたそのシーンはおっしゃる通りの間接的な表現だったので、恐れていたほどは抵抗感がなかったってとこでしょうか。
Posted by 映太郎 at 2005年12月07日 15:43
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